開講学期
Course Start
2011年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mandatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
生命科学特論
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
日比野政裕
教員室番号
Office
Y301
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5771
連絡先(E-mail)
E-mail
hibino(アットマーク)mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
火曜日 9時〜11時
授業のねらい
Learning Objectives
一見複雑に思える生物の特質は、生体のいろいろな階層に見られる特異的構造とその構造に付随する機能から生まれる。そこで、本講義では生命現象のひとつひとつを構造と機能の階層的発展という図式の中でとらえ、生物がいかに巧みに自然法則を工学的に利用したか、その仕組みについて考察する。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.細胞が集積して作る個体構造、オルガネラで構成される細胞の構造、オルガネラの構成要素であるタンパク質の構造という生物の構造における三つの特異的構造を理解する。
2.生物の基本構造を基礎に、構造に支えられた生物の機能について理解する。
3.ナノテクノロジーとバイオテクノロジーの横断領域について考察する。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):22.5時間
第01週 はじめに/Introduction
第02週 1時間でわかる細胞膜/Basics of biomembrane
第03週 生体膜のドメイン化/Domain structures on biomembrane
第04週 生体膜の一分子観察/Single molecular observation on biomembrane
第05週 細胞膜と細胞骨格/Cell membrane and cytoskeleton
第06週 細胞とテンセグリティ/Cellular tensegrity
第07週 金持ちと貧乏とサイエンス/Richness, poverty, and science
第08週 顕微鏡下で筋収縮を再現する/Observation of muscle contraction by optical microscopy
第09週 生体分子間の相互作用を測る/Interaction between biomolecules
第10週 生き物の中での回転運動1/Rotational motion in organisms 1
第11週 生き物の中での回転運動2/Rotational motion in organisms 2
第12週 文献の輪読/Colloquium of papers on life science
第13週 文献の輪読/Colloquium of papers on life science
第14週 文献の輪読/Colloquium of papers on life science
第15週 文献の輪読/Colloquium of papers on life science
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
(1)「Molecular Biology of the cell 5th Edition」 B. Alberts, etal.,Garland Publishing Inc.
(2)「Membrane Structural Biology」 M. Luckey, Cambridge University Press
(3)「分子細胞生物学」 カープ著 東京化学同人
(4)「講座:生物物理学」 大沢文夫著 丸善
(5)「生命と物質」 永山國昭著 東京大学出版
(6)「分子間力と表面力」 イスラエルアチヴィリ著 朝倉書店
(7)「生体膜のダイナミクス」 八田一郎・村田昌之編 共立出版
(8)「生体分子モーターの仕組み」 石渡信一編 共立出版
(9)「バイオイメージング」 曽我部正博・臼倉治朗編 共立出版 
教科書・参考書に関する備考 教材は授業で指示する。
成績評価方法
Grading Guidelines
60点以上を合格とする。その成績はレポートで評価する。
履修上の注意
Please Note
特になし。
教員メッセージ
Message from Lecturer
生物学、化学、物理学の境界領域にも面白い問題がたくさんあります。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
応用理化学系専攻の学習・教育目標との対応については,講義開始時に説明する。
関連科目
Associated Courses
生命科学に関する科目。
備考
Remarks