開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 情報電子工学系学科
対象学年 2
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 電磁気学U
単位数 2
担当教員 植杉克弘
教員室番号 Y701
連絡先(Tel) 0143-46-5546
連絡先(E-mail) uesugi@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 16:15−17:45, 水曜日 16:15−17:45
授業のねらい 時間的に変化しない電流(定常電流)のまわりに生じる磁界の性質について理解する.時間的に変化する電磁場は電磁誘導や変位電流を引き起こし,マクスウエルの方程式へと導かれていくことを理解する.
到達度目標 次の項目の習得を目標とする.
1. 電磁気学に関する基礎的事項を説明し,問題に適用することができる.(知識力,40%)
2. 磁界と電流の関係について理解する.(理解力,20%)
3. 電磁誘導とファラデーの電磁誘導の法則を理解する.(理解力,20%)
4. マクスウェルの方程式と電磁波の性質を理解する.(理解力,20%)
授業計画 総授業時間数; 24 時間
1週目 アンペールの法則,ビオサバールの法則の復習
2週目 4-5 電流が磁界から受ける力
3週目 4-6 物質の磁性
4週目 4-7 磁気回路
5週目 5-1 ファラデーの法則と磁束密度,小テスト(1)
6週目 5-2 誘導起電力の発生
7週目 5-3 誘導電界
8週目 5-4@ 準定常電流による電磁誘導,小テスト(2)
9週目 5-4A 準定常電流による電磁誘導
10週目 5-5 インダクタンスLを含む回路
11週目 5-6 交流回路
12週目 5-7 位相差と共振
13週目 6-1 マクスウェル方程式,小テスト(3)
14週目 6-2 電磁波
15週目 6-3 電磁波を記述する微分方程式
(16週目 定期試験)
教科書 専門基礎ライブラリー「電磁気学 」 梶谷剛,濱島高太郎,塚田啓二,杉本秀彦著 実教出版
参考書 「電磁気学ノート」 長嶋秀世,伊藤稔共著,末松安晴監修 ピアソンエデュケーション#
「基礎電磁気学 改訂版」 山口昌一郎著 電気学会#
「電磁気学II(変動する電磁場)」 長岡洋介著 岩波書店#
「例解 電磁気学演習」 長岡洋介・丹慶勝市著 岩波書店# 
教科書・参考書に関する備考 2010年度前期「電磁気学I」の講義で用いた教科書を引き続き使います.
成績評価方法 各到達度目標の評価方法は,小テストおよび定期試験において論述問題と計算問題を出題し,達成度を評価する. 100点満点で期末試験70点,小テスト30点の割合で評価する.合計点で60点以上のものを合格とする.
履修上の注意 @電磁気学Iを修得していることが望ましい.
A再試験は原則として行わない.
B不合格者は再履修すること.
教員メッセージ 電磁気学は知識の積み重ねです.項目ごとの知識の定着に努めましょう.理解できない場合には,オフィスアワーなどを活用して質問に来てください.
学習・教育目標との対応
関連科目 電磁気学I(必修),電子物性論(選択),半導体工学(選択)
備考