開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 応用化学科 |
対象学年 | 3年 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 電気化学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 田邉博義 |
教員室番号 | U211 |
連絡先(Tel) | 46-5726 |
連絡先(E-mail) | tanabe@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月および金曜日 12:00〜12:50 |
授業のねらい | 電気化学とは、固/液、液/液あるいは固/気界面におけるエネルギー的に制御された電荷と物質の移動ならびにそれらに伴う反応過程、さらにその工学的応用までを扱う学問である。本講義では,電子のやりとりに伴う化学反応のエネルギーと電気エネルギーの相互変換関係の基礎概念を習得し、応用への基本的理解を深める。 |
到達度目標 |
1.電気化学に関する基本的用語の内容を理解し、使用することができる。 2.電解質の伝導率測定から得られる知見を理解できる。 (30%) 3.電極電位、電池の起電力測定から得られる知見を理解できる。(35%) 4.固/液界面での電極反応の基本的過程を理解し、電気化学現象・反応を電気化学デバイスやシステムに活用 するための考え方や方法の一端を分かるようになる。(35%) |
授業計画 |
第1週 1.電気化学の歴史および研究分野 2.電解質溶液の性質 第2週 電解質溶液の電気伝導 第3週 イオンの移動度 第4週 イオン間の相互作用と活量 3.電気化学平衡 第5週 二相間の平衡と電池の起電力 第6週 標準電極電位とネルンストの式 第7週 起電力測定の応用(電解質の平均活量係数、熱力学的データ、電位−pH図) 第8週 起電力測定の応用(濃淡電池、膜平衡) 4.電気二重層の基礎 第9週 界面容量と電場 第10週 電気二重層の構造 5.電極反応速度論 第11週 電極反応の基礎概念 第12週 電荷移動過程 第13週 電荷移動過程 第14週 物質移動過程 第15週 物質移動過程 6.定期試験 (総授業時間数 22.5時間) |
教科書 | アトキンス「物理化学上、下」東京化学同人 および プリント |
参考書 |
バーロー「物理化学上、下」東京化学同人 渡辺、金村、益田、渡辺共著「電気化学」丸善 玉虫伶太「電気化学」東京化学同人 逢坂、小山、大坂、「電気化学法基礎測定マニュアル/応用測定マニュアル」講談社サイエンティフィック等 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 | 定期試験70%および小テスト30%で成績を評価し、60点以上を合格とする。不合格者には再試験を実施し、60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | 再試験に不合格の場合には再履修すること。 |
教員メッセージ | |
学習・教育目標との対応 | この科目は、応用化学科の教育目標B(専門的知識ー化学)の達成に寄与する。 |
関連科目 | |
備考 |