開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 応用化学科
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 実験
授業科目名 化学工学実験B
単位数 1.5
担当教員 藤本敏行・小幡英二・吉田豊・太田光浩・大平勇一
教員室番号 H-307(藤本)
連絡先(Tel) 0143-46-5760(藤本:可能な限り来室下さい)
連絡先(E-mail) fjmt@mmm.muroran-it.ac.jp (藤本)
オフィスアワー 藤本:火、水 11:55-12:45
応用化学科のウェブサイト、教員室の前の掲示を見て、確認して下さい。
授業のねらい 化学工学実験Bでは、2年次に履修する化学工学量論、計測工学、3年次に履修する機械的単位操作で扱う内容に準じ、機械的操作を中心とした化学工学の分野に関連するテーマについて、それぞれの目的に沿って計画された実験を行う。実験を通して現象を化学工学的に考察し、結論を得る過程を学ぶ。基本的な概念や理論を実験系に適用し、これまでに習得した概念、理論並びに化学工学的手法について理解を深める。さらに、実験レポートを通して論理的な思考をし、考察事項として設定された未解決の問題に対応する訓練を積み、さらにそれを説明する能力を育てる。
到達度目標 1.実験内容を理解する。(10%)
2.個々の実験を通じて、実験の手法を習得する。(10%)
3.実験結果の解析手法、整理の手法を習得する。(10%)
4.実験の結果をレポートにまとめ、説明する訓練を積む。(15%)
5.考察事項として設定された未解決の問題に対応する訓練を積む。(15%)
以上が可(60点)の到達レベルであり、さらに
6.実験の結果を文献値などと比較できる。(20%)
7.その結果をレポートにまとめ、論理的に説明する。(20%)
ことが優(80点以上)の到達レベルである。
授業計画 総授業時間(実時間)33.75時間
第1回 実験概要・レポート提出方法の説明および実験遂行上の諸注意
第2回〜第15回 以下の実験を交代で行う。
@粉砕機の粉砕エネルギー
Aピペット法による粒度分布測定
B光透過式粒子径分布測定
C充填層と流動層の圧力損失の測定
D光学顕微鏡とX線回折装置を用いた粒子物性の評価
E粉粒体の集合特性     
教科書 化学プロセス工学講座編 「実験指導書」
参考書 #水科・桐栄編「化学工学概論」産業図書[附属図書館蔵]#
#頼実正弘編「化学工学実験法」培風館[附属図書館蔵]#
#亀井三郎著「化学機械の理論と応用」産業図書[附属図書館蔵]#
#J. R. Taylor著「計測における誤差解析入門」東京化学同人[附属図書館蔵]#  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 レポート提出時に各担当教員が口頭試問を行い、合格と判断されるまでレポートの再提出と口頭試問を行う。口頭試問は実験について理解度を評価するためであり、計測工学、機械的単位操作で履修する内容と同レベルである。
 実験説明会、アンケート日を含めて100%の出席と課せられたレポートの合格が必須条件である。やむを得ない理由で欠席する場合は前もって担当教員に申し出ること。病欠などで欠席した場合は速やかに担当教員に申し出ること。成績は実験レポートおよび口頭試問により100点満点で評価し、60点以上を合格とする。
履修上の注意 以下の場合は不合格となり、再履修となる。
i) 無断欠席のあった場合
ii) 30分以上の遅刻をした場合
iii) 遅刻を3回以上した場合
iv) レポートが期限までに合格しなかった場合

また、実験スペースの関係で、全員で実験を行うことができないので、受講者を二つのグループに分ける。同時期に開講される「生物工学実験」の時間も利用して、一つのグループは前半7.5週で「生物工学実験」を15回、後半7.5週で「化学工学実験B」を15回行い、もう一つのグループは前半で「化学工学実験B」、後半で「生物工学実験」を行う。
履修登録時には注意すること。
教員メッセージ 安全に、かつ有意義に実験を行うため、集中力を持って取り組んでほしい。実験レポートはわかりやすく、丁寧に、きれいに書く。また、説明・考察は論理的に行う。
学習・教育目標との対応 この科目は,応用化学科の教育目標,B(専門的知識-化学工学)(1~7)、C(継続的学習)(1~7)、F(プレゼンテーション能力)(4,7)、G(実際的能力)(5)の達成に寄与する。(カッコ内数字は到達度目標の番号に対応)
関連科目 化学工学量論、移動論、拡散単位操作、計測工学、機械的単位操作を履修していることが望ましい。
備考 各教員室前に掲示されているオフィスアワーを確認の上、積極的に利用されたい。