開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 応用化学科 |
対象学年 | 3年 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 環境生物工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | チャン ヨンチョル |
教員室番号 | U409 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5757 |
連絡先(E-mail) | ychang(at)mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 金曜日(午前9時30分~12時) |
授業のねらい | 微生物は、地球上の様々なところでその環境特性に適した生理的性質を有して存在し、環境浄化や環境保全に大きな役割を果たしている。これら、微生物の機能を利用した排水処理やバイオレメディエーション技術の解説を行うと共に環境保全に微生物を用いることの有用性と問題点についても講義をする。 |
到達度目標 |
1.排水処理、特に活性汚泥(活性スラッジとも言う)による処理法を理解することができる(20%)。 2.有害性の有機炭素化合物の生物的な分解メカニズムを理解することができる(20%)。 3.バイオレメディエーション技術の基礎と応用を理解することができる(20%)。 4.上水管路中の生物膜の生成と制御の基礎を理解することができる(20%)。 5.水質汚染の指標となるBODとCODの分析法を熟知することができる(20%)。 |
授業計画 |
総授業時間数(実時間); 22.5 時間 1週目 環境微生物工学で何を学ぶか 2週目 水質と水環境 3週目 活性汚泥法 4週目 活性汚泥法 5週目 活性汚泥と微生物 6週目 活性汚泥工法の環境条件 7週目 バイオレメディエーション 8週目 バイオレメディエーション 9週目 バイオレメディエーション 10週目 生物膜における微生物増殖 11週目 生物膜における微生物増殖 12週目 生物膜における微生物増殖 13週目 最新の環境微生物工学 14週目 総括まとめ 15週目 模擬テスト |
教科書 | 資料配布 |
参考書 |
1)菊池慎太郎編著「微生物工学」三共出版# 2)藤田正憲、池 道彦、バイオ環境工学、シーエムシー出版# |
教科書・参考書に関する備考 | 授業に必要な資料(65ページ分量)は、第一週の授業で配布する。配布された資料は小テストにも活用するので毎週必ず持参すること。また、資料の再配布は行わないので紛失しないよう十分注意すること。 |
成績評価方法 | 60点以上を合格とする。その成績は、定期試験70%、小試験20%、レポート10%の割合で評価する。 |
履修上の注意 | やむを得ない事情で定期試験を欠席した者で欠席事情を説明する書類を提出した者には追試験を実施する。 しかし、再試験は行わない。 |
教員メッセージ | 前期に「微生物科学」を履修しなかった場合は、菊池慎太郎編著「微生物工学」三共出版株式会社あるいは他の微生物関連書籍を参考とし、微生物関連技術用語の意味を理解したうえ、講義を受けることが望ましい。 |
学習・教育目標との対応 | 応用化学科の教育目標B(専門的知識−生物工学)とE(調和ある科学技術)の達成に寄与する。 |
関連科目 | 微生物科学 |
備考 | 講義内容によっては、工学用電卓が必要な場合があるので、工学用電卓を持参すること。 |