開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 材料物性工学科:応用物理コース |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義形式 |
授業科目名 | 生体機能材料科学 (材料) |
単位数 | 2 |
担当教員 | 岩佐達郎 |
教員室番号 | Y507 |
連絡先(Tel) | 46-5661 |
連絡先(E-mail) | iwasat@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜日 09時〜10時30分 |
授業のねらい |
・バイオ材料利用に関する基礎的知識を習得する。(遺伝子工学、遺伝子資源等) ・生物が示す種々の生体機能を担っている物質は何であるのか。それらにはどのような特徴があるのか、を理解し、その機能を利用する方法を学ぶ。 |
到達度目標 |
1.種々の生体機能を担う物質の構造と機能についての基礎知識の習得、特に核酸について。 2.遺伝子工学、抗体工学の基礎となる知識の習得、基礎的手法とその応用について知る。 3.生体機能と関連づけたバイオ材料の考え方を知る。資源としてのゲノム、ゲノム解読、再生医療等 |
授業計画 |
:総授業時間数(実時間);24時間 1.基礎的知識の復習-1:細胞、生体を構成する分子 2.基礎的知識の復習-2:生体分子を作る種々の化学結合 3.遺伝子とタンパク質とアミノ酸 4.遺伝子工学-1:ベクター等 5.遺伝子工学-2:スクリーニング等 6.遺伝子工学-3:PCR法と遺伝子診断等 7.抗体工学-1.免疫と抗体 8.抗体工学-2.モノクローナル抗体、ハイブリッド抗体等 9.抗体工学-3.抗体を用いた検出方法等その利用 10.生命科学と環境・社会-1.環境化学物質、トキシコゲノミクス 11.バイオ材料-1.遺伝子工学で新しい素材を作る 12.バイオ材料-2.新しいバイオ材料の探索 13.まとめ |
教科書 | 基本的な講義の流れは、岩波講座・現代工学の基礎「バイオ材料の基礎」によっている。講義で扱わない内容もあるが、一読を勧める。 |
参考書 |
・バイオ材料の基礎・岩波講座・現代工学の基礎:前田瑞夫:岩波書店# ・分子細胞生物学:バーク他:東京化学同人# ・ワトソン・組換えDNAの分子生物学:ワトソン他:丸善# ・細胞の分子生物学:アルバート他:教育社# |
教科書・参考書に関する備考 | プリントを配布する。 |
成績評価方法 |
・毎回の小テスト、中間テスト、期末テストを25、25、50点とし、併せて100点満点で60点以上を合格とする。 ・再試験は原則として行わない。必要なときは一度行う。それにも不合格の者は再履修となる。 |
履修上の注意 | 学生諸君が新聞、ニュース等、日々の生活を通して、自ら問題意識を持ち、講義に望んで欲しい。 |
教員メッセージ | 講義でトピック的な内容も扱うが、学生諸君が新聞、ニュース等、日々の生活を通して、自ら問題意識を持ち、講義に望んで欲しい。環境問題を考えるにも、生体にやさしい材料を考えるにも、必要な基礎的な素養がある。 |
学習・教育目標との対応 | 材料工学コースの学習目標(C) 工学基礎、およびJABEE基準1(1)の(c)数学、自然科学、および情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力 に対応している。 |
関連科目 | 副専門「環境と社会」コースの科目群 |
備考 |