開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 |
情報工学科 |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | システム工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 渡邉真也 |
教員室番号 | V613 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5432 |
連絡先(E-mail) | sin[at]csse.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月15:00〜16:00 |
授業のねらい | システムにおける最適化手法,特に凸最適化法を正しくとらえる能力を身につけることは, 情報工学科の学生にとって不可欠な課題である. 本講義では凸最適化・線形計画の基礎概念を解説するとともに, 例題を通して凸性を持つシステムの最適化を学ぶ. |
到達度目標 |
1.線形計画を理解し,解くことができる.(50%) 2.凸解析,凸計画の理論的な側面の初歩を把握することができる.(50%) |
授業計画 |
1週目 最適化問題 2週目 数学的準備 3週目 線形計画問題とその標準系 4週目 双対問題 (1) 5週目 双対問題 (2) 6週目 Farkasの補題 7週目 単体法(1) [最小添え字規則,最大改善規則] 8週目 中間試験 9週目 中間試験の解説 10週目 単体法(2) [2段階単体法] 11週目 単体法(3) [改訂単体法] 12週目 単体法(4) [双対単体法] 13週目 多面体,内点法および非線形計画法の概説 14週目 まとめ 15週目 期末試験 |
教科書 | 図書名: 最適化法 著者: 田村明久・村松正和 出版社: 共立出版株式会社 (ISBN 4320016165) |
参考書 |
図書名: これなら分かる最適化数学―基礎原理から計算手法まで 著者:金谷 健一 出版社:共立出版株式会社 (4320017862) 図書名: 数理計画入門 著者: 福島 雅夫 出版社:朝倉書店 (ISBN 4254209754) |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 | 中間試験 50%,期末試験50%に配分した計100点満点の成績評価を基準とするが,場合によってレポートの評価点についても成績に反映させ,最終的な成績評価を行う.この成績評価で合格点に満たないものの合格点に近い点数上位者に対しては,別途追加レポートの提出を課し,課題基準に達している場合のみ合格を与えるという措置をとる. |
履修上の注意 | なお,不合格の場合には再履修すること. |
教員メッセージ | 教科書の内容はかなり理論的なので,予習をすること. また課された課題については必ずレポート提出すること. |
学習・教育目標との対応 |
この授業科目は情報工学科の学習目標の以下の項目に対応している. 情報技術者[コンピュータサイエンス]情報工学の基礎知識と応用能力を身につける. |
関連科目 | 離散数学,線形システム論,確率・統計,データの統計解析等が基礎となり,情報システムを構築するうえで欠かせない科目である. |
備考 | ほぼ全ての回において予習レポートもしくは演習課題を課す. |