開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 2年
対象学年 2
必修・選択 必修
授業方法 演習
授業科目名 物理数学演習
単位数 1
担当教員 矢野隆治,中川一夫,佐藤 勉
教員室番号 K314
連絡先(Tel) 矢野:5613 、中川:5611, 佐藤(勉):5626
連絡先(E-mail) 矢野:ryie1 、中川:nakagawa、 佐藤(勉):tsato
この後に、@mmm.muroran-it.ac.jpをつける
オフィスアワー 火 15:00 〜 16:00 (矢野)、水 13:00 〜 15:00 (中川)、水14:00〜15:00(佐藤)
授業のねらい 物理を理解する上で重要な数学的手法について講義・演習を行う。物理で必要な数学を理解し、身につける事を目標とする。
現象を定量的に理解する上で必要となる、ツールとしての数学的知識を身につける。
到達度目標 1.微分方程式を解くための基本的な手法を理解し,問題を解く力をつける。(理解力・計算力)
2.フーリエ級数・変換の概念を理解し,正しく応用できる。(理解力・応用力)
3.ラプラス変換を理解し,正しく用いることが出来る。(理解力・応用力)
4.確率・統計の意味・概念を理解する。(理解力)
授業計画 :総授業時間数(実時間);24時間 
「物理数学」の講義に即して進めます。 15週目に定期試験を行います。

以下は、「物理数学」講義の予定
1週目
 シラバスの説明  
 1階微分方程式
  変数分離形 同次形 教科書p.1〜p.9 
  1階線形微分方程式 p.13〜17
2週〜5週目
 線形常微分方程式 p.20〜44
  線形微分方程式
  線形同次微分方程式
  線形非同次微分方程式
  演算子法
  オイラー型
6週〜8週目
 ラプラス変換 p.45〜62
9週目 
 中間試験
10週〜12週目
級数解
  正則点での級数解 p.63〜64
  ガンマ関数 p.81〜85
 フーリエ解析p.99〜117 
   フーリエ級数 
   フーリエ積分
   フーリエ変換
 2変数の偏微分方程式 
  変数分離 p.141〜144
  有限領域での重ね合わせ p.155〜165
  無限区間での重ね合わせ p.165〜167 
13〜14週目 
 確率と統計
15週目  定期試験 
16週目  定期試験の解説

演習の時間 1.5時間x16週=24時間
教科書 なし。
参考書 物理学のための応用解析 初貝安弘 サイエンス社 1900円+税 #
古屋茂 微分方程式入門 サイエンス社 #
野崎良太著「道具としての微分方程式」日本実業出版社 定価(2200円+税)(図書館に1冊所蔵あり) #
 一石 賢著「道具としての物理数学」日本実業出版社 定価(2200円+税) (図書館に6冊所蔵あり)  
教科書・参考書に関する備考 演習問題のプリントを配布します。また物理数学(講義)で用いたテキストが参考になります。
成績評価方法 100点満点で,演習発表およびプリント解答30点、レポート試験30点、定期試験40点の割合で評価する。60点以上を合格とする。
履修上の注意 1) プリント(演習問題)は、前もって解いてくること。解答を学生が授業中に発表します。
2) 知識力、理解力、計算力などをつけるために、積極的に問題を解くことが必要です。
3) 授業中の質問は受け付ける。授業時間以外での質問も適宜受け付ける
4) 授業の変更や緊急時の連絡は、授業中または掲示板で通知をする。
5) 再試験は行わない。
6) 不合格者は再履修すること。
教員メッセージ 問題を解くことは、理解を多いに助けます。演習や自習を通じて積極的に多くの問題を解くようにしてください。  
試験の答案は、採点しやすいように,見やすい解答(文字の丁寧さ・大きさや書き方)を心がけること。汚い文字、小さすぎる文字では、採点は不可能です。また、計算過程がわかるよう、文章で説明すること。
模範解答(定期試験)は、試験後に配布する予定です。
学習・教育目標との対応 この授業の単位修得は、応用物理コースの学習・教育目標の(C)表現能力、(D)理工学基礎に対応している。Jabee基準1(d)-(1b)に対応している。
関連科目 この科目の履修にあたっては、1学年開講の解析A,B、および2学年開講の解析C、および物理数学(講義)を履修し、理解しておくことが必要。
備考 なし