開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 応用理化学系学科
対象学年 2
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 生物有機化学
単位数 2
担当教員 松山春男,日比野政裕
教員室番号 H315(松山)
Y301(日比野)
連絡先(Tel) 0143-46-5752(松山)
0143-46-5771(日比野)
連絡先(E-mail) hmatsuya(アットマーク)mmm.muroran-it.ac.jp(松山)
hibino(アットマーク)mmm.muroran-it.ac.jp(日比野)
オフィスアワー 各教員の居室の前に掲示してあるオフィスアワー、または応用理化学系学科ホームページを見てください。
授業のねらい 様々な有機化学反応の反応機構を中心に理解を深める。有機化学において重要なカルボニル化合物の性質と反応について習得する。さらに、生体を構成する物質とその分子集合体の機能について理解を深める。
到達度目標 1.カルボニル化合物の構造からその性質を理解する。(25%)
2.カルボニル化合物の典型的な反応の機構を理解する。(25%)
3.炭水化物と核酸、アミノ酸とタンパク質および脂質の構造を理解する。(25%)
4.生体分子からなる分子集合体の機能を理解する。(25%)
授業計画 総授業時間数(実時間):22.5時間
(1)カルボニル化合物とは何か
  第1週 求核付加反応(有機化学6章) 
(2)カルボン酸誘導体の求核置換反応
  第2週 カルボン酸誘導体の変換(その1)(有機化学9章)
  第3週 カルボン酸誘導体の変換(その2)(有機化学9章)
(3)カルボニル化合物の反応
  第4週 ヒドリド還元、Grigneard反応(有機化学10章)  
  第5週 アセタール、イミン、Wittig反応(有機化学11章)
(3)エノラートイオンとその反応
  第6週 エノラートイオンの反応(その1)(有機化学17章)
  第7週 エノラートイオンの反応(その2)(有機化学17章)
  第8週 まとめの試験
(4)生体を構成する物質
  第9週 アミノ酸とタンパク質と脂質(有機化学 24章、生命科学 1章)
  第10週 炭水化物と核酸(有機化学 24章、生命科学 2章)
(5)分子集合体の機能
  第11週 細胞膜の構造(生命科学 5章)
  第12週 細胞内小器官(生命科学 5章)
  第13週 機能性タンパク質(生命科学 8章)
  第14週 細胞骨格(生命科学 6章)
(6)物質と生命
  第15週 細胞周期(生命科学 9章)
教科書 「有機化学」 奥山 格 監修 丸善 本体価格5,000円
「生命科学 改訂第3版」 東京大学生命科学教科書編集委員会 羊土社 本体価格2,800円
参考書 「ハート有機化学」 H.ハート、L.E.クレーン、D.J.ハート共著(秋葉欣哉、奥 彬共訳) 培風館 (附属図書館蔵)
「マクマリー有機化学(上、中、下) 」 JOHN McMURRY著(伊東 椒、児玉三明、荻野敏夫、深沢義正、通 元夫 訳) (附属図書館蔵)
「基礎生化学 第3版」 ヴォート著 東京化学同人 (附属図書館蔵)
「細胞の分子生物学 第5版」 アルバーツ他著 ニュートンプレス (附属図書館蔵) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 授業中に数回の演習を行う。成績は定期試験(100点)で評価し、60点以上の者を合格とする。再試験は行わない。
履修上の注意 有機化学A、有機化学B、生化学Aを履修していることが望ましい。
教員メッセージ 質問があれば、気軽に研究室を訪ねてください。「有機合成」はテキストの例題のヒントを見ながら例題を解き、さらに演習問題を数多く解くことによって理解が進みます。多くの問題を解いて実力をつけてください。全ての教科は講義だけでなく予習と復習が行われることを想定している。15回の講義だけで教育目標が達成されると考えてはならない。
学習・教育目標との対応 この科目は、応用理化学系学科応用化学コース及びバイオシステムコースの教育目標B-1(専門)の達成に寄与する。
関連科目 有機化学A、有機化学B, 有機化学C、生化学A、生化学B、有機化学実験、生物工学実験
備考