開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 応用理化学系学科 |
対象学年 | 1 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義・演習 |
授業科目名 | 解析B (応理後半) |
単位数 | 3 |
担当教員 | 高橋雅朋 |
教員室番号 | Q403 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5806 |
連絡先(E-mail) | masatomo@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜16:15〜17:45 |
授業のねらい |
●解析Aに引き続いて、微分積分学を学ぶ。 特に、1変数関数の積分法および多変数関数の極限・連続性・偏微分法を理解することを目的とする。 |
到達度目標 |
1. 1変数関数の2つの積分、定積分・不定積分の概念と性質を理解し、計算することができる。 2. 多変数関数の極限や連続性について理解することができる。 3. 偏微分・全微分について理解し、計算と応用ができる。 4. 多変数関数の極値を求めることができる。 5. 定理を表現する論理を身につけ理解することができる。 |
授業計画 |
総授業時間数(実時間):36時間 1週目 1変数関数の定積分の定義と性質 2週目 1変数関数の定積分の性質と存在性 3週目 1変数関数の不定積分の定義と性質 4週目 微分積分学の基本定理 5週目 1変数関数の積分の計算1 6週目 1変数関数の積分の計算2 7週目 広義積分 8週目 中間試験 9週目 2変数関数の極限と連続性 10週目 偏導関数の定義と性質 11週目 全微分の定義と性質 12週目 連続・偏微分・全微分の関係 13週目 合成微分と高次導関数 14週目 Taylor展開とMaclaurin展開 15週目 極値問題 (16週目 定期試験) 演習をとおして、定義や概念を理解させるとともに微積分の運用能力を身につけさせる。 |
教科書 |
「理工系の微分・積分」(学術図書出版社) 著者:溝口宣夫・五十嵐敬典・桂田英典 他4名 (定価1900円+税) |
参考書 | 関連図書は数多く出版されているので図書館などで自分にあった本を探し、参考にしてください。 |
教科書・参考書に関する備考 | 前期で配られた演習書「微分・積分の要点と演習」も用いる。 |
成績評価方法 |
中間試験と定期試験を行う。 演習やレポートを通して出席が良好な者に試験の受験資格を与える。 中間試験40%、定期試験60%の割合で100点満点として評価する。 そのうえで60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
●演習やレポート等は必ず指定された期日まで提出してください。 ●中間試験の掲示には注意するようにしてください。 ●中間試験、定期試験を正当な理由で欠席した場合、理由書を1週間以内に提出すること。理由書の提出がある場合、追試験等の措置をこうずる。 ●出席が良好な成績が60点未満の不合格者に対して、再試験を1回行うが、再試験合格者の成績は試験の得点に関わらず60点とする。再試験は4月以降に行う予定である。 ●最終的に不合格になった者は、再履修すること。 |
教員メッセージ |
講義の予習・復習をするように心掛けて下さい。 特に、教科書や演習書の例題や問いを自主的に解くとよい。 その際、講義用とは別にノートを作るとよい。 また、高校数学の教科書の内容(積分)は十分理解しておくことが求められます。 よって、理解不足のところは自分で復習してください。 自習の際、手元にそれらの教科書があるとよい。 高校とは異なり、自分で計算したり考えないと分からないことを自覚するようにして下さい。 講義の質問等あればQ403高橋研究室に来て下さい。 |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は、応用化学コース、バイオシステムコースの学習・教育目標 「A. 語学、数学、自然科学、及び情報技術等の基礎知識を身につける」 応用物理コースの学習・教育目標 「D. 技術者としての素養および応用物理を理解するための基礎として、数学、自然科学、情報科学を修得する」と対応している。 |
関連科目 |
1年次前期の解析Aを学んでいることを前提として講義を行う。 2年次前期の解析Cにおいても解析A・Bを用いて重積分・微分方程式を学ぶ。 |
備考 |
疑問や質問などあれば部屋に来てください。 オフィスアワー以外にも在室時には対応します。 |