開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学科
対象学年 3年(航空宇宙工学コース)
必修・選択 必修
授業方法 実験形式(一部講義)
授業科目名 航空宇宙工学実験
単位数 2
担当教員 境昌宏(取りまとめ),齋藤務,溝端一秀,湊亮二郎
教員室番号 B307(境),A207(齋藤),S304(溝端),B204(湊)
連絡先(Tel) 0143-46(ここまで共通) -5377(境),-5354(齋藤),-5368(溝端),-5378(湊)
連絡先(E-mail) msakai@mmm.muroran-it.ac.jp(境),saito@mmm.muroran-it.ac.jp(齋藤),mizobata@mmm.muroran-it.ac.jp(溝端),r-minato@mmm.muroran-it.ac.jp(湊),
オフィスアワー 火曜日7,8限(14:30〜16:00)(境),木曜日3,4限(10:30〜12:00)(溝端)
授業のねらい 航空宇宙機に関する題材について、それぞれの目的に沿って計画された実験を実行し、結果を検討して、題材に設定された問題に対する結論を得るプロセスを学ぶ。実験データに対しては、コンピュータ等による対照解析を行い、両者を比較することによって実験結果に関する考察を行う。これらの結果を実験レポートとしてまとめる過程を通して報告書作成能力を養うとともに,発表・質疑応答によって問題対応能力と討論能力を養う。
到達度目標 1.航空宇宙工学に関する複数の実験テーマに関する内容を理解し、その基礎知識を修得する。
2.個々の実験を通じて、実験計画の立て方、計測方法・実験装置の操作方法に関する知識、等を修得する。
3.実験遂行上生じるトラブルへの対応がとれるようになる。
4.コンピュータによる解析と実験結果を照らし合わせながら、測定データを処理・解析し、必要なグラフや表等に整理でき、かつ定量的な考察ができるようになる。
5.標準的な体裁・形式の実験レポートをまとめることができる。
授業計画 講義の第1回目に説明会を実施する。資料配付と実施法の説明を行うので、全員出席のこと。下記のテーマを規定の期間毎(2〜4週)に交代で実施する。なお,下記テーマは実施直前までに変更の可能性もあるので必ず説明会に出席のこと.

総授業時間数;22.5時間
テーマタイトル:
1.超音速噴流の可視化実験と超音速ノズルの設計法
2.小型模型飛行機または紙飛行機の飛行力学実験とシミュレーション
3.UNIX(Linux)環境下での数値解析(Fortran)プログラミング入門
教科書
参考書 「レポートの組み立て方」 木下是雄 著 ちくま学芸文庫
#「理科系の作文技術」 木下是雄 著 中公新書 
教科書・参考書に関する備考 各研究室で適宜資料を用意する
成績評価方法 1.全実験テーマへの出席と実験レポートを提出することが必須条件。
2.実験レポートは期限内に提出すること。
3.受理されたレポートは100点満点で採点される。各テーマのレポートについて60点以上の評価が必要である。また、全テーマの点数の平均点を算出し本科目の成績とする。
4.全テーマのうち1つでも欠席またはレポート未提出,レポート不合格があれば本科目が不合格となり,翌年再履修により再度全実験テーマが課せられるので注意。再提出などにより各教員が減点をする場合がある。
5.採点の目安としては、標準的なレポートの体裁・形式が整っており内容に不備・誤りがなければ60点。記述・考察内容が最近数年の標準レベルに達していれば70点。データ解析や考察等に独自の工夫や努力があり標準以上のレベルと判断できれば80点。
履修上の注意 機械システム工学実験Iを履修していること
教員メッセージ 実験は一つでも欠席があれば,単位を習得できない。健康管理に気をつけて頑張ること
学習・教育目標との対応 1.学科の学習・教育目標との対応
  (B) 実験の実施と結果の評価に必要な実験技術の修得(情報メディア基礎,学生実験,卒業研究).
  (E) コミュニケーション能力やグループ意思決定能力の涵養.
2.JABEEの学習・教育目標との関連
  (f) 日本語による論理的な記述力,口頭発表力,討議等のコミュニケーション能力および国際的に通用するコミュニケーション基礎能力.
  (d)−(3) 実験等を計画・遂行し,結果を解析し,それを工学的に考察する能力.
関連科目 履修科目:物理学実験,機械工作法実習,情報メディア基礎,機械システム工学実験I
この科目を必要とする科目:コース別設計法,卒業研究I・II
備考 講義第1回目に全体および専門教育コース毎の説明会を行う.資料配付,実施方法等説明を行うので,必ず出席すること.過年度生は,3コースのどこかに配属され,そこのコース内テーマを受けることになる.過年度生も必ず説明会に出席すること.従来と実施方法が異なるので注意が必要.