開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 機械システム工学科
対象学年 2年
必修・選択 選択
授業方法 演習
授業科目名 材料力学演習U
単位数 1
担当教員 藤木裕行、世利修美
教員室番号 藤木:B304
世利:B212
連絡先(Tel) 藤木:0143-46-5323
世利:0143-46-5365
連絡先(E-mail) 藤木:fujiki@mmm.muroran-it.ac.jp
世利:seri@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 藤木:水曜日13:30-14:30,17:00-18:00
世利:水曜日13:30-15:00
授業のねらい 材料力学は,機械及び構造物の強度や変形に関する基礎的学問であり,機械や構造物の設計の基礎として広く他の分野に関連している。材料力学演習IIでは,材料力学Iの基礎事項の理解の上に,材料及び構造物の強度や変形に関する種々の現象及び理論的取り扱い等に関する例題を実際に解くことで,それらの理解と応用を修得する。
到達度目標 1.材料力学に関する基本的な用語と内容が理解できる。
2.軸,梁及びそれらの組合された構造部材に生ずる応力や変形に関する力学的現象を理解し,力学的解析ができる。
3.機械及び構造物の安全強度設計ができる。
授業計画 総授業時間数(実時間):22.5時間
1週目 授業ガイダンス,材力Iの復習(1) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
2週目 1週目の問題解説,材力Iの復習(2) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
3週目 2週目の問題解説,材力Iの復習(試験形式) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
4週目 3週目の問題解説,梁の曲げ変形と不静定梁(1) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
5週目 4週目の問題解説,梁の曲げ変形と不静定梁(2) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
6週目 5週目の問題解説,梁の曲げ変形と不静定梁(3) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
7週目 6週目の問題解説,梁の曲げ変形と不静定梁(試験形式) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
8週目 7週目の問題解説,ひずみエネルギーとエネルギー原理(1) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
9週目 8週目の問題解説,ひずみエネルギーとエネルギー原理(2) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
10週目 9週目の問題解説,ひずみエネルギーとエネルギー原理(試験形式) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
11週目 10週目の問題解説,中間試験(第5章および第6章) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
12週目 11週目の問題解説,長柱の座屈(1) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
13週目 12週目の問題解説,長柱の座屈(2) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
14週目 13週目の問題解説,長柱の座屈(試験形式) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
15週目 14週目の問題解説,定期試験(材力II全範囲) 材力IIの進行具合により,前後する場合有り
教科書
参考書 #(1)「材料力学」,S.P. チェモシェンコ 著,鵜戸口・国尾 訳,東京図書
#(2)「材料力学」,桜井忠一 著,産業図書
#(3)「Elements of Strength of Materials」,S.P.Timoshenko & D.H.Young, Maruzen Co. Ltd.
#(4) 「材料力学演習」,村上敬宜・森和也 共著,森北出版  
教科書・参考書に関する備考 上掲の参考書すべて本学付属図書館に所蔵
教科書:未定(演習課題は毎回プリントで配布する)
教材:「基礎から学ぶ材料力学」,臺丸谷政志・小林秀敏 著,森北出版(2,600円+税)
成績評価方法 授業中に毎回出す問題を次回までのレポートとし,そのレポートをA+,A,B+,B,C+,C,D+,D,Fの9段階評価で採点する(Fは提出期限を過ぎて提出した場合)。途中,数回行う試験形式の問題は100点満点で採点する。レター評価のレポートは最終的に以下のように点数に換算する。
A+…100,A…95,B+…90,B…85,C+…80,C…75,D+…70,D…65,F…40
提出された全レポート(試験形式の問題含む)の平均点を最終的な成績とする。平均点は,提出された全レポートの合計点をレポート出題回数で割ることで算出する(よって,レポート提出回数が少ないと必然的に平均点が下がります)。
履修上の注意 (1)実施講義回数の2/3以上の出席を単位取得の必要条件とする(2/3未満の場合は非履修とみなす)。
(2)実施講義回数の2/3以上のレポート提出を成績評価の必要条件とする(2/3未満の場合は原則として成績を出さない)。
(3)材料力学Iを履修済みであり,材料力学IIの講義と平行して受講する(あるいは受講済みである)こと。
(4)授業中,あるいは授業中以外でも質問は大歓迎である。オフィスアワーなどを利用して質問に来て下さい。
(5)授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。
(6)不合格者は再履修すること。
教員メッセージ 授業内容に関して質問がある人は藤木(B304)まで遠慮無く聞きに来てください。
材料力学IIの試験対策になりますので,できるだけ受講すること。本科目を履修済みの人も材力IIの試験対策のため参加することは一向に構いません。
本科目で行う模擬試験で70点以上とれる人は,ほぼ間違いなく材力IIの試験でも合格します。
学習・教育目標との対応 <学科の学習・教育目標との対応>
(C)工学専門知識の修得
・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムに対する問題を解決できる
・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的問題に挑むことができる

<JABEEの学習・教育目標との関連>
(d) -(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力. 
関連科目 ○この科目を履修する上で必要な主要科目
  解析,工業数学,物理学,材料力学I,材料力学演習I

○この科目の履修を必要とする主要科目
  材料力学II,機械システム工学実験I,II,弾塑性学,卒業研究I,II 
備考