開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 建設システム工学科 土木コース
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義と演習
授業科目名 土木鋼構造学U
単位数 2
担当教員 小室雅人
教員室番号 D210
連絡先(Tel) 0143-46-5228(内線:5228)
連絡先(E-mail) komuro@news3.ce.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火,水曜日:12:10-12:40
上記時間外でも来室可。メールでアポを取ると確実。
授業のねらい 土木鋼構造学Iで習った鋼部材の設計を踏まえて,実在する鋼橋の図面を参考に,ケント紙を用いて模型の製作を行い,鋼橋における各部材に対する理解を深める。また,高性能鋼材,ライフサイクルなどについて取り上げ,それらの知識を修得する。
到達度目標 1.図面を正確に読み取ることができる。
2.鋼橋を構成する部材を理解し,説明することができる。
3.高性能鋼材,ライフサイクルなどを理解し,説明することができる。
授業計画 総授業時間数(実時間);24時間
 1週目:プレートガーダーの模型製作 (製作練習)
 2週目:プレートガーダーの模型製作2(製作練習)
 3週目:グループ分けと対象実橋梁の紹介および模型製作1
 4週目:模型製作2(必要に応じて,主部材および2次部材の説明を行う)
 5週目:模型製作3(      〃     )
 6週目:模型製作4(      〃     )
 7週目:模型製作5 (      〃     )
 8週目:模型製作6 (      〃     )
 9週目:模型製作7 (      〃     )
10週目:模型製作8 (      〃     )
11週目:模型製作9 (      〃     )
12週目:模型製作9 (      〃     )
13週目:プレゼンテーション
14週目:高性能鋼材の種類と用途,ライフサイクル(1)
15週目:高性能鋼材の種類と用途,ライフサイクル(2)
(16週目:定期試験)

なお,模型製作に関して,
(1) 1つのグループ(数名)で,一対象橋梁の製作を行う。
(2) 完成時には各グループごとにプレゼンテーションを行う。
(3) 製作はものつくり基盤センターセミナー室を利用する。
教科書 必要に応じてプリントを配布する。
参考書 長井 正嗣 著 「橋梁工学」 共立出版(4,095円税込み)
伊藤 學 著 「改訂 鋼構造学」 コロナ社(3,360円税込み)
三木 千寿 著 「鋼構造」 共立出版(5,040円税込み) 
教科書・参考書に関する備考 実際の橋梁を色々な角度から眺めてみるのが最も効果的である。いつも渡る橋を下から見てみることも必要である。
成績評価方法 60点以上を合格とする。
その成績は,模型製作への取り組み,完成模型の正確さ,プレゼンテーション内容などを80%,テストを20%の割合で評価する。
履修上の注意 材料の力学,構造力学I,構造力学IIおよび土木鋼構造学Iをきちんと理解していることが前提である。
グループで課題に取り組むことより,欠席は原則認めない。
第1回目から模型製作に入るので,履修を検討しているものは必ず第1回目から出席すること。
途中からの参加は原則できません。
模型製作には,根気と多大な労力が必要である。時間外の作業も必要となることを十分理解し,受講すること。
完成模型が著しく図面と異なると判断された場合には,模型の再提出あるいは単位修得を認めません。
教員メッセージ 模型製作は各グループでの共同作業となりますので,欠席はしないこと。
しっかりした態度で授業に臨むこと。
カッターなどの取り扱いには十分注意すること。
講義修了後は必ず清掃を行うこと。
学習・教育目標との対応 ○(C)未来に対する不快洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身につける
◎(D)ジェネラルコントラクター(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎の習得
○(E)実験・実習・演習や,現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力の習得
○(F)環境制御・防災に関わる技術の習得
関連科目 材料の力学(建設システム工学科1年前期・必修)
          ↓
土木構造力学I(建設システム工学科1年前期・必修)
          ↓
土木構造力学II(建設システム工学科2年前後期・必修)
          ↓
土木鋼構造学I(建設システム工学科3年前期・必修)
          ↓
土木鋼構造学II(建設システム工学科3年後期・選択)
備考