開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 建築社会基盤系学科 土木工学コース2年 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 環境管理工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 中津川 誠,吉田英樹 |
教員室番号 |
D310(中津川) D307(吉田) |
連絡先(Tel) |
0143-46-5276(中津川) 0143-46-5278(吉田) |
連絡先(E-mail) |
mnakatsu@mmm.muroran-it.ac.jp (中津川) gomigomi@mmm.muroran-it.ac.jp(吉田) |
オフィスアワー |
中津川: 火曜 12:00〜12:30,水曜 12:00〜12:30 吉田: 月曜 12:00〜12:50,火曜 12:00〜12:50 |
授業のねらい | 人間の生命と生活環境,自然環境に関わる問題のうち,とくに社会的に重要な問題を見据え,環境保全・管理に必要となる基礎知識や指標,枠組みについて講述する.また,地球規模,流域規模,都市規模の具体的な環境問題を取り上げ,問題の所在や保全・再生の方法論を講述することで,今後の土木工学の課題と可能性に理解を深める. |
到達度目標 |
1.環境診断に必要な水,物質,熱の輸送や物理・化学・生物的変化に関わる基本原理を理解する. 2.環境の健全性を診断するための水質,廃棄物に関わる各種指標の概念を理解する. 3.環境保全の枠組みとして「環境基本法」,「環境基本計画」,「環境基準」,「環境アセスメント」の考え方を理解する. 4.「地球規模」「流域規模」「都市規模」の環境問題の所在,およびその保全・再生に必要な技術や考え方を理解する.また,それを新たな土木工学の課題として認識する. |
授業計画 |
総授業時間数(実時間);2単位(90分/60分)X16回=24時間 第1週 環境問題序論 今何が問題か? 第2週 環境保全・管理の基礎(1) 希釈と流れの理想モデル 第3週 環境保全・管理の基礎(2) 物質の移流・拡散 第4週 環境保全・管理の基礎(3) 化学変化 第5週 環境保全・管理の基礎(4) 生物・生態系の変化 第6週 環境保全・管理の基礎(5) 環境変化の概念と支配方程式 第7週 環境問題とその指標(1)水量・水質(理化学的水質指標) 第8週 環境問題とその指標(2)水質(有機物質) 第9週 環境問題とその指標(3)水質(富栄養化物質) 第10週 環境問題とその指標(4)廃棄物 第11週 地域環境問題(1) 水環境と生態系の保全 第12週 地域環境問題(2) 廃棄物対策 第13週 環境管理の枠組み 法制・基準・アセスメント 第14週 地球環境問題 第15週 今後の環境管理とまとめ 第16週 定期試験 |
教科書 | 住友 恒 他 著 新版「環境工学」理工図書 |
参考書 |
有田正光編著 「水圏の環境」 東京電機大学出版局 喜納政修著 「入門水環境工学[基礎編]」 近代文芸社 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 |
履修には80%以上の出席率(=出席回数/講義回数)を必要とする. 成績は60点以上を合格とする.ただし,評価は以下のようにする. 演習レポート:30%,定期試験:70% 必要に応じ60点未満の者には再試験を課し,再試験が60点未満の者は再履修とする. |
履修上の注意 | 「流れの力学」, 「水理学I」,「水理学II」を履修していることが望ましい. |
教員メッセージ | 多様な環境問題の本質について理解し,環境に対する価値観を涵養しよう. |
学習・教育目標との対応 |
土木コースの学習・教育目標との関係 ○(C)将来能力 ○(D)土木専門基礎 ◎(F)環境制御・防災 ○(G)自然調和(ED教育) |
関連科目 | 「流れの力学」,「水理学I」,「水理学II」の知識が本科目の基礎となる.本科目の知識が「衛生工学」と連動する. |
備考 |