開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 材料物性工学科・材料工学コース
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法
授業科目名 金属材料学A
単位数 2
担当教員 幸野 豊
教員室番号 K606
連絡先(Tel) 0143-46-5660
連絡先(E-mail) kohno@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 火曜日 15:00〜18:00
授業のねらい 主要な金属材料である鉄鋼材料について、微視組織−熱処理−材料特性の関係を修得し,鉄鋼材料の種類、特性や用途について理解することを目的とする。
到達度目標 1.金属材料・鉄鋼材料に関する基本的な用語を理解し,使用することができる。
2.炭素鋼・特殊鋼のミクロ組織−熱処理−機械的性質の関係を理解できる。
3.炭素鋼・特殊鋼の種類による使用例の違いを説明できる。
授業計画 総授業時間数(実時間): 22.5 時間
1週 金属材料の基礎(1/2)
2週 金属材料の基礎(2/2)
3週 炭素鋼の基礎
4週 鋼塊・鋼材、鋼の塑性加工
5週 炭素鋼の熱処理と実用炭素鋼(1/2)
6週 炭素鋼の熱処理と実用炭素鋼(2/2)
7週 鋼の表面処理
8週 特殊鋼の基礎
9週 特殊鋼の炭化物と熱処理
10週 低合金特殊鋼(1/2)
11週 低合金特殊鋼(2/2)
12週 高合金特殊鋼(1/2)
13週 高合金特殊鋼(2/2)
14週 磁性材料
15週 鋳鉄
16週 補講日
教科書 矢島悦次郎他共著「第2版 若い技術者のための機械・金属材料」,丸善(2900円+税)。
参考書 W.D.キャリスター著、入戸野修監訳「材料の科学と工学1 材料の微細構造」培風館(2500円+税)#
谷野・鈴木共著「鉄鋼材料の科学」内田老鶴圃(3800円+税)。#
杉本・長村・牧他共著「材料組織学」朝倉書店(3600円+税)(図書館に所蔵あり)。#
高橋・浅田・湯川共著「金属材料学 第3版」森北出版(3200円+税)(図書館に所蔵あり)。 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 定期試験成績により評価する。100点満点中60点以上を合格とする。不合格者には一度だけ再試験(100点満点中60点以上が合格)を実施する。再試験に不合格の場合には再履修すること。
履修上の注意 「結晶構造学」、「材料科学A」、「材料科学B」の内容を理解していることが望ましい。
教員メッセージ 使用する教科書は簡単ながら項目の関連などがよく整理されており、分かりやすい教科書である。「覚える」ことが重要となる科目なので、教科書に沿った予習・復習が極めて重要である。
学習・教育目標との対応 本講義の単位取得は、JABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力、に対応している。材料物性工学科(材料工学コース)の学習・教育目標の、(D):さまざまな材料に関する専門知識・技術の修得とそれらを新材料の創のための問題解決に応用できる能力を身につける、に対応している。
関連科目 「結晶構造学」、「材料科学A」、「材料科学B」、「材料力学」、「材料プロセス学」。
今後の関連科目は「金属材料学B」、「システム材料学」である。
備考 随時使用するViewGraphは、使用後一定期間ホームページ上に掲載するので参考にすること。閲覧方法は講義初回に紹介する.。