開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 材料物性工学科 材料工学コース
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 表界面科学 (材料)
単位数 2
担当教員 澤口直哉
教員室番号 Y607
連絡先(Tel) 0143-46-5673 (内線5673)
連絡先(E-mail) nasawa@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 14:30 - 16:00
授業のねらい 物質の表面が呈する特性は物質内部の特性とは異なる。また、界面も特有の性質を有する。そこで本講では表界面に固有の物理現象を示しながら、表界面を理解するために必要な基礎知識を整理する。また、実際に表界面の特性が活かされている事例を紹介する。
到達度目標 1) 代表的な表界面の構造および表界面が関わる現象を説明できる。
2) 表面張力について熱力学的な解釈ができる。
3) 表界面に関わる代表的な分析方法の知識を有する。
4) 表界面の工業的応用例についての知識を有する。
授業計画 総授業時間数(実時間): 22.5 時間
1週目 ガイダンス、表界面の定義と歴史
2週目 表界面の理解に必要な基礎知識
3週目 表界面の構造 1)
4週目 表界面の構造 2)
5週目 表界面の構造 3)
6週目 表界面の物理現象 1) 表面張力
7週目 〃
8週目 表界面の物理現象 2) 接着、ぬれ、吸着
9週目 中間試験
10週目 中間試験解答、その他
11週目 表界面の物理現象 3) 摩擦
12週目 表面の分析 1) 構造分析
13週目 表面の分析 2) 組成分析
14週目 表面の分析 3) 特性分析
15週目 表界面の応用
(16週目 定期試験)
教科書 アトキンス著 『物理化学(上)、(下)』 第6版 (図書館に7冊ずつあり)
但し、一部(6.8-10, 13.2, 16, 17の一部, 21.6-7, 28)のみが関連する。
参考書 アトキンス著 『物理化学(上)、(下)』 第8版 (図書館に2冊ずつあり) 
その他は適宜講義中に紹介する。 
教科書・参考書に関する備考 ハンドアウトを配布する。
成績評価方法 時間内に回収する小レポートを適宜課す。
小レポート(15%)、中間試験(40%)、定期試験(45%)の重みで計100点に換算し、60点以上を合格とする。
履修上の注意 1) 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。
2) 授業中の入室、退室は認めない。
3) 再試験は行わない。不合格者は再履修すること。
教員メッセージ 特定の分野に限られた内容ではないので、様々な知識を得る心積もりで受講して欲しい。
学習・教育目標との対応 この授業は、材料物性工学科材料工学コースの学習目標: (D) 材料工学の専門能力に対応している。また、材料工学コースのJABEE基準1(1)の(d)(1) 材料の構造・性質に関する基本の理解に対応している。
関連科目 1年次開講の熱力学と物理化学Aを履修したものとして講義を進める。
固体化学、セラミック材料学に関連している。
備考