開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 応用理化学系学科
対象学年 2
必修・選択 選択
授業方法 講義形式
授業科目名 反応速度論
単位数 2
担当教員 新任教員
教員室番号
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連絡先(E-mail)
オフィスアワー
授業のねらい 反応速度論の基礎を理解する。反応速度の考え方を理解するとともに、簡単な反応の反応速度式を記述できるようにする。また、実験データをもとに、反応速度定数や半減期、活性化エネルギーなどのパラメーターを求めることのできる能力を身につける。さらに、さまざまな反応の反応速度式を反応機構と関連付けながら理解するとともに、反応の進行の様子を分子レベルでイメージできるようにする。
到達度目標 1.化学反応の速度の定義を理解し、簡単な反応の反応速度式を記述できる。(25%)
2.実験データをもとに、反応速度定数や半減期、活性化エネルギーなどのパラメーターを求めることができる。(25%)
3.さまざまな反応の速度式を反応機構と関連付けて理解できる。(25%)
4.化学反応が進行していく様子を分子レベルでイメージできる。(25%)
授業計画 総授業時間数(実時間);22.5時間
第1週 反応速度の考え方。反応速度の定義
第2週 速度式と速度定数、反応次数
第3週 積分形速度式(1)一次反応、半減期
第4週 積分形速度式(2)二次反応
第5週 平衡に近い反応
第6週 反応速度の温度依存性(1)アレニウスの式
第7週 反応速度の温度依存性(2)パラメーターの求め方と解釈
第8週 速度式の解釈(1)素反応、逐次素反応
第9週 速度式の解釈(2)濃度の時間変化、律速段階
第10週 速度式の解釈(3)定常状態近似
第11週 速度式の解釈(4)前駆平衡
第12週 速度式の解釈(5)ミカエリス−メンテン機構
第13週 複雑な反応(1)連鎖反応、光化学反応
第14週 複雑な反応(2)重合反応
第15週 反応の分子動力学
教科書 アトキンス「物理化学」(下)第8版(千原秀昭、中村亘男訳)東京化学同人
参考書  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 100点満点の定期試験で評価する(60点以上を合格とする)。各到達度目標は定期試験において達成度を評価する。なお、原則として定期試験の再試験は行なわない(事情がある場合は申し出ること)。
履修上の注意 授業計画の進行は、内容の習熟度合い等により変更する場合がある。不合格者は次年度再履修となります。
教員メッセージ 基礎的な数学(微分、積分)を理解しておくこと
学習・教育目標との対応 応用化学コースおよびバイオシステムコース 学習目標 B−2
応用化学あるいは生物工学に関する専門知識を身につける。
これを自ら取り組む課題に応用できる能力を身につける。
関連科目
備考 授業中に行なう演習問題で計算を行なうため、対数計算のできる計算機を持参すること。