開講学期 | 2010年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 機械システム工学科4年 |
対象学年 | 4 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 弾塑性学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 藤木裕行 |
教員室番号 | A118(仮) |
連絡先(Tel) | 0143-46-5323 |
連絡先(E-mail) | fujiki@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 水曜日13:30-14:30,17:00-18:00 |
授業のねらい | まず,変形する固体の応力とひずみの定義や概念,弾性体の変形に関する基礎式や材料の力学的性質等を学習する.次に,これらを用いて平面問題に関する基本的な例題を通して,固体の弾性変形の力学的な扱い方を習得する.さらに,降伏条件や塑性変形に関する基礎式等の塑性力学の基礎的概念を学ぶ. |
到達度目標 |
1. 弾性体の応力およびひずみを理解し,説明することができる. 2. 固体の弾性変形の力学的解析ができる. 3. 塑性力学の基礎概念を理解し,基本的問題の解析ができる. |
授業計画 |
総授業時間数(実時間):24時間 1. 応力の概念と定義 (第1−2週) 2. 3次元空間における応力 (第3週) 3. 応力の座標変換 (第4週) 4. ひずみの概念と定義 (第5週) 5. 弾性体における応力とひずみの関係 (第6−7週) 6. 二次元平面問題 (第8−9週) 7. 塑性変形のメカニズム (第10週) 8. 真応力−真ひずみ (第11週) 9. 降伏条件 (第12−13週) 10. 塑性学の基礎方程式 (第14週) 11. まとめ (第15週) 12. 定期試験 (第16週) |
教科書 | 「弾性と塑性の力学」石川博將 著,養賢堂 |
参考書 |
#「材料の力学」岸田敬三 著,培風館 #「材料力学」S. チェモシェンコ 著、鵜戸口・国尾 訳,東京図書 #「塑性学と塑性加工」葉山益次朗 著,オーム社 #「基礎工学全書3 塑性学」工藤英明 著、森北出版 #「材料力学」臺丸谷,小林 共著,室蘭工大生協出版 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 | 成績評価は各授業で行う小テストと定期試験により行い,小テスト50点+定期試験50点の100点満点or定期試験100点満点のよい方の点数が60点以上を合格とする. |
履修上の注意 |
実施講義回数の80%以上の出席を単位取得の必要条件とする. 材料力学I,IIを履修していること. 不合格者には再試験を実施する.再試験の合格基準(成績評価方法)は上記定期試験と同様である. 再試験に不合格の場合は次年度に再履修すること. |
教員メッセージ |
材料力学I,IIよりもより複雑な内容で,また新しい概念もたくさん出てきますが,本質的には材料力学I,IIで出てきた力学の基本がわかっていれば,あとは応用で対応できます. 疑問点があれば,いつでも質問に来て下さい.先生のところには行きにくいという学生もおりますが,先生に聞きに行くのが一番の近道です.オフィスアワーは上記の通りですが,これ以外でも在室していればいつでも構いません. |
学習・教育目標との対応 |
<学科の学習・教育目標との対応> (C)工学専門知識の修得 ・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムに対する問題を解決できる ・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的問題に挑むことができる <JABEEの学習・教育目標との関連> (d) -(2) 機械工学の主要分野(材料と構造,運動と振動,エネルギーと流れ,情報と計測・制御,設計と生産・管理,機械とシステム)のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題解決に応用できる能力. |
関連科目 |
○この科目を履修する上で必要な主要科目 解析,線形代数,工業数学,物理学,材料力学I,II ○この科目を必要とする科目、または関連する科目 機械システム工学実験I,II,卒業研究I,II |
備考 |