開講学期 | 2010年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 機械システム工学科 |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 伝熱工学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 戸倉郁夫 |
教員室番号 | B214(仮移転先 A127) |
連絡先(Tel) | 0143-46-5306 |
連絡先(E-mail) | tokura@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月 15:00〜17:00 |
授業のねらい | 伝熱工学について基本的な素養と将来的な自己発展の展望を与えることを目的とする。学生自身が問題に直面したとき、関連する事項を選び出して文献で調べ、その問題に対処できるような素養を与えることを主眼としている。 |
到達度目標 |
(1)物体内を熱伝導で伝わる熱量を求めるために、フーリエの熱伝導則を適用できる。 (2)ニュートンの冷却則を使用して、物体表面から流体に伝達される熱量を推算できる。 (3)ステフアン・ボルツマンの放射則を適用して、ふく射によって伝達する熱量を計算できる。 (4)熱交換器によって伝達される熱量を計算できる。 |
授業計画 |
総授業時間数(実時間):24時間 1.熱伝導伝熱 (第1週〜第5週) (1)定常熱伝導:フーリエの熱伝導則、熱伝導方程式 (2)対流境界値問題としての熱伝導解析 (3)二次元定常熱伝導解析 (4)非定常熱伝導問題 (5)熱伝導方程式の差分法による数値解析 2.対流熱伝達 (第6週〜第8週) (1)対流熱伝達における連続、運動量、エネルギー基礎式 (2)無次元数の導入とヌセルト数 (3)強制対流と自然対流 (4)乱流におけるレイノルズのアナロジーと乱流熱伝達率 3.相変化を伴う熱伝達(第9週): 凝縮と沸騰熱伝達 4.放射熱伝達 (第10週〜第12週) (1)ステフアン・ボルツマンの放射則 (2)吸収率、反射率、透過率 (3)形態係数と応用計算 5.熱交換器 (第13週〜第15週) (1)熱交換器の基本解析 (2)伝熱ユニット数と温度効率 (3)問題演習 (6.定期試験) |
教科書 | 「例題でわかる 伝熱工学」 平田哲夫ほか3名著 森北出版 定価(2000円+税) |
参考書 |
「伝熱工学」 関 信弘編 森北出版 #「伝熱工学」 一色尚次、北山直方著 森北出版 # 「基礎伝熱工学」 ギート著(横堀・久我訳) 丸善 # 「伝熱概論」 甲藤好郎著 養賢堂 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 | 定期試験で100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 | 不合格者は再履修すること。 |
教員メッセージ | 伝熱工学の対象は上記の講義内容の他に、物質伝達を伴う熱伝達など、多岐にわたっている。学部のみでの修得は無理な側面があり長期的な勉学を心がけてほしい。 |
学習・教育目標との対応 |
○学科の学習・教育目標との対応: C)工学専門知識の修得、 ・機械工学に関する専門知識を駆使して、工学システムに対する問題を解決できる ・エネルギー・環境、ものづくり、ロボットに関する技術的問題に挑むことができる ○JABEE学習・教育目標との対応: (d)−(2)機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える 分野に関する知識と、それらを問題解決に応用できる能力 |
関連科目 | 熱機関、燃焼工学、熱力学、流体力学 |
備考 |