開講学期 | 2010年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 機械システム工学科3年 |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義,演習(グループ学習) |
授業科目名 | 技術者倫理 (機械) |
単位数 | 2 |
担当教員 | 藤木裕行、河合秀樹 |
教員室番号 |
A118(仮)(藤木) A126(仮)(河合) |
連絡先(Tel) |
0143-46-5323(藤木) 0143-46-5304(河合) |
連絡先(E-mail) |
fujiki@mmm.muroran-it.ac.jp(藤木) hdkawai0@mmm.muroran-it.ac.jp(河合) |
オフィスアワー |
水曜日13:30-14:30,17:00-18:00(藤木) 木曜日13:00-15:00(河合) |
授業のねらい | 技術者倫理の基本概念を理解し、技術者として身につけなければならない基礎的な技術者倫理に関する知識を獲得する。そのうえで具体的な事例をとおして、技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解し,倫理的ジレンマの解決方法を多様な価値観を踏まえ考察する。本授業では,講義、グループ討論、調査、分析、発表などを総合して技術者倫理を修得する。 |
到達度目標 |
1. 技術者倫理に関する基本的な概念を理解し,技術者の判断が社会や環境に与える影響を理解することができる。(理解力) 2. 多岐の分野におよぶ技術者倫理を継続的に学習し,総合的に技術者倫理を理解することができる。 (継続学習能力) 3. 現実的な事例における倫理的な問題をとおして,個人はもとよりグループで協力して問題解決に当たることができる。(問題解決能力) 4. 技術者倫理をとおして,分析力、調査力などのスキルを身につけることができる。(分析調査能力) |
授業計画 |
総授業時間数(実時間):24時間 第1週 シラバス説明、技術者倫理イントロダクション 第2週 ヒューマンエラー 第3週 事例研究(情報系) 第4週 倫理は怖くない 第5週 内部告発 第6週 企業倫理 第7週 事例研究(機械系) 第8週 グループ討論説明・班分け・テーマ決定 第9週 グループ討論 第10週 グループ討論 第11週 発表会 第12週 グループ討論 第13週 グループ討論 第14週 発表会 第15週 発表会 第16週 定期試験 |
教科書 | 北海道技術者倫理研究会編 「オムニバス技術者倫理」 共立出版 |
参考書 |
#札野順著「技術者倫理」日本放送出版協会 (3400円)(図書館所蔵) #米国NSPE倫理審査委員会編「科学技術者倫理の事例と考察」丸善 (3000円) (図書館所蔵) #シンジンガー他「工学倫理入門」丸善 (3200円)(図書館所蔵) #ウィットベック「技術倫理 1」みすず書房(2800円)(図書館所蔵) #杉本泰治,高木重厚「技術者の倫理 入門 第3版」丸善(1700円)(図書館所蔵) #中村収三「技術者による実践的工学倫理」化学同人(2400円)(図書館所蔵) |
教科書・参考書に関する備考 |
上記教科書の他,講義中に配布するプリント類も使用します。 上記参考書の他に,本学附属図書館に多数蔵書およびビデオが有ります。 |
成績評価方法 |
レポート40%,グループ討論および発表40%,および定期試験20%を総合して評価する。100点満点で60点以上を合格とする。 各到達度目標の評価方法は次のように行う。 ・ 目標1について:レポート,定期試験において論述問題を出題し,評価する。 ・ 目標2について:レポートで論述問題を課し,評価する。 ・ 目標3について:グループ討論および発表会において,各個人の活動状況および発表内容で達成度を評価する。 ・ 目標4について:グループ討論および発表会において,各個人の活動状況および発表内容で達成度を評価し,定期試験において論述問題を出題し,評価する。 |
履修上の注意 |
・ 当該学科学生に限る。 ・ インターネット、パソコンの基本技術が必要です。 ・ 履修には出席率(=出席回数/講義回数)80%以上が必要。 ・ 不合格または出席率80%未満の者は来年度以降に再履修とする。 ・ 授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知する。 ・ 再試験は行わない。 |
教員メッセージ |
・ 講義に加えて調査、研究、討論、発表を行います。 ・ 授業は1クラス制(大教室)と2クラス制(中教室)で実施しますので,毎時間の教室の確認をしてください。 ・ 授業中の質問は大歓迎。オフィスアワーなどでの質問も適宜受け付ける。 ・ 見やすいレポート(文字や書き方)を心がけること。 |
学習・教育目標との対応 |
<学科の学習・教育目標との対応> (D)デザイン能力の修得 ・創造性を発揮して、機械系工学システムを設計、製作、評価できる ・自発的に勉学を継続できる (F)技術者倫理の修得 ・技術者としての幅広い役割を理解して、責任ある行動ができる <JABEEの学習・教育目標との関連> (b) 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、および技術者が社会に対して負っている責任に関する理解 |
関連科目 |
○この科目の履修を必要とする科目、または関連する科目 知的所有権,卒業研究I,II |
備考 |
外部講師紹介 ○新田孝彦(北海道大学文学部教授) ○竹中章二(東芝電力システム社技師長) |