開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 建設システム工学科 土木コース
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 講義および演習
授業科目名 土木コンクリート構造学T
単位数 2
担当教員 菅田紀之
教員室番号 D212
連絡先(Tel) 0143-46-5220
連絡先(E-mail) sugata@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜日12:00〜12:45
金曜日12:00〜12:45
授業のねらい  鉄筋コンクリート(RC)部材は、防災施設等の土木構造物の主要な構成部材である。本授業ではRC部材の耐荷性状等を理解し,部材の設計を限界状態設計法を用いて行うための知識を習得する。
到達度目標 1.RC部材の概要を理解し説明を行うことができる。
2.設計法について理解し説明を行うことができる。
3.部材の耐荷性状を理解し説明を行うことができる。
4.部材の耐力および応力度算定式を誘導することができる。
5.部材として必要な性能を満足しているか、限界状態設計法を用いて検討することができる。
授業計画 総授業時間数:36時間

 1週目 鉄筋コンクリートの概要
 2週目 設計法
 3週目 コンクリート、鉄筋
 4週目 曲げを受ける部材の挙動および破壊
 5週目 曲げ耐力の算定法、長方形断面部材の曲げ耐力
 6週目 単鉄筋T形断面部材の曲げ耐力、曲げを受ける部材の断面設計
 7週目 曲げと軸方向力を受ける部材の挙動、軸方向圧縮力を受ける部材の耐力
 8週目 曲げと軸方向力を受ける部材の耐力
 9週目 せん断を受ける部材の挙動・破壊、せん断補強鉄筋の無い部材のせん断耐力
10週目 せん断補強鉄筋を有する部材のせん断耐力、棒部材の斜圧縮破壊耐力
11週目 曲げを受ける部材の応力度
12週目 曲げと軸方向力を受ける部材の応力度
13週目 部材のひび割れ
14週目 塩化物イオン濃度、部材のたわみ
15週目 疲労
16週目 定期試験
教科書 小林和夫著「コンクリート構造学 第3版」森北出版
参考書 土木学会編「2007年制定 コンクリート標準示方書[設計編]」土木学会 #
土木学会編「2007年制定 コンクリート標準示方書[維持管理編]」土木学会 #
日本道路協会「道路橋示方書(I共通編・IIIコンクリート橋編)・同解説」日本道路協会 #
日本道路協会「道路橋示方書(V耐震設計編)・同解説」日本道路協会 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 100点満点で60点以上を合格とする。
定期試験80 %、レポート20 %の割合で評価する。
履修上の注意 演習では電卓を使用します。
単位の修得には、原則として75 %以上の出席が必要である。
再試験を1回または2回実施する。
不合格者は再履修すること。
教員メッセージ  授業において多くの演習を行います。また、レポートを複数回課します。他人の演習やレポートを単に写すようなことをしていると理解不足となり、単位の修得が難しくなります。自分の頭で考えることを忘れないようにしてください。
学習・教育目標との対応 土木コースの学習・教育目標との関係
〇 (C)将来能力
◎ (D)土木専門基礎
〇 (E)実験・実習
〇 (F)環境制御・防災
関連科目  この科目の履修にあたっては、1年前期開講の材料の力学(必修)、1年後期開講の土木構造力学T(必修)、2年前期開講の土木構造力学Ua(必修)および2年後期開講の土木コンクリート工学(必修)の内容を理解していることが望ましい。
 今後の関連科目は、3年後期開講の土木コンクリート構造学U(選択)および構造設計演習(選択)である。
 また、同時に開講されている建設材料実験(必修)と相互に関連している。
備考