開講学期 | 2010年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | ヨーロッパ史 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 横川大輔(窓口、奥野恒久) |
教員室番号 | Q−301(非常勤講師控室) |
連絡先(Tel) | |
連絡先(E-mail) | |
オフィスアワー | 講義終了後 |
授業のねらい |
本講義の目的は、ヨーロッパの歴史的展開を把握することにある。そのさい、現在のわれわれとに連なる要素を取り上げてひとつの進歩の過程としてではなく、それぞれのヨーロッパの歴史的段階を特有の性質をもつものとして、すなわち、われわれとは異なる文化的世界として把握することに努めたい。この視点は、それぞれのヨーロッパの歴史段階を「鏡」とすることにより、今われわれが生きる世界をよりよく理解することにつながるだろう。 本講義においては、おもに西ヨーロッパを扱う。現代世界におけるかの地のプレゼンスを鑑みれば、その史的展開を理解すること自体、現代世界に生きるわれわれの教養となると思われるからである。 |
到達度目標 |
(1) ヨーロッパ史の基礎的知識を獲得する。(40%) (2)ヨーロッパにおける歴史の展開について理解する。(30%) (3)『異文化』を通じて、自分の文化について考察する。(30%) |
授業計画 |
総授業時間 40分/60分×2×16=24時間 週 授業内容等 1週目 ガイダンス―ヨーロッパの歴史を学ぶこと―(教科書:13〜15、19〜43ページ) 2週目 古典古代の時代(教科書:43〜51ページ) 3〜5週目 中世ヨーロッパ1〜3(教科書:51〜72ページ) 6〜8週目 近世ヨーロッパ1〜3(教科書:73〜95ページ) 9〜12週目 近代ヨーロッパ1〜3(教科書:96〜124ページ) 13〜14週目 現代ヨーロッパ1〜2(教科書:124〜142ページ) 15週目 まとめ (教科書:142〜148ページ) |
教科書 |
教科書として、次のものを使用する。各自、用意しておくこと。なお、生協に一定数確保するよう、お願いしてある。 ジャック・ル=ゴフ(川崎万里訳)『子どもたちに語るヨーロッパ史』(筑摩書房、2009年) |
参考書 |
本講義全体の理解を深めるものとして、次のものがある。 入江幸二他編著『ヨーロッパ史への扉』晃洋書房、2006年 近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年 中井義明他『教養のための西洋史入門』ミネルヴァ書房、2007年 ※必要があれば、適宜個別テーマに関する参考書などを挙げる。 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 |
定期試験によって判断する。形式は講義の中で説明する。 やむを得ない事情によって試験を欠席したものに対しては、別途課題を課す。 100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
1.80パーセント以上の出席が必要(未満の場合は非履修とみなす)。 2.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 3.再試験は行わない。不合格の場合は再履修とする。 4.成績評価を含めた重要事項の説明とそれに関する質問等を第1週目に行う。履修希望者は第1週目は必ず出席することが望ましい。 5.第1回より教科書を用いる。講義開始前に一度通読しておくこと。 |
教員メッセージ | 歴史はより多くの年号を暗記したり、細かい知識をむやみやたらに集めることが目的ではありません。わたしたちとことなる時空間に生きていた人々のことを理解し、さらにそのことを通じて現代のわれわれを理解しようという知的な営みです。この営みには、わたしたちが見ている世界をさらに広げてくれる可能性があります。皆さんも参加してみませんか? |
学習・教育目標との対応 |
JABEE基準 (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその涵養 |
関連科目 | 1年次の「西洋の歴史」 |
備考 |