開講学期 | 2010年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 3年 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 対人関係論 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 前田 潤、今野博信 |
教員室番号 | Y207(総合研究棟2F:前田潤教官室) |
連絡先(Tel) | 0143-46-5823(窓口:前田潤研究室) |
連絡先(E-mail) | maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp(窓口:前田潤) |
オフィスアワー | 後期の時間割が定まった時点で決定する |
授業のねらい | 本講義では、幼児、児童生徒の心身の障害や不適応についての理解とその問題を把握し、それらの障害や不適応が学校、地域社会、過程等でいかなる特徴的な対人関係を形成するかについての検討を行う。 |
到達度目標 | 心身の障害の発生と発達過程についての理解を深め、具体的な事例から障害と不適応の発生と発達過程及び対人特性について考察を加えて、具体的な対応の糸口を見いだすことが出来るようになることを目標とする。 |
授業計画 |
総授業時間数:22.5時間 1.発達障害の発生とプロセス(4週) @発達障害とは何か? A先天性あるいは胎生期に起因する発達障害とそのプロセス B後天的あるいは児童虐待などの養育環境に起因する発達障害とそのプロセス C特に原因は明らかではないが、乳児及び幼児期から見られる発達障害とそのプロセス 2.発達障害児の特性(4週) D発達障害の現れについて(時間経過から見る身体機能/行動的特性の変化) E発達障害の現れについて(時間経過から見る情緒及び知的機能の変化) F発達障害児の発達プロセス G発達障害児の社会参加 3.発達障害と対人関係(3週) H発達障害児の能力を引き出す工夫 I発達障害児の養育者との交流 J発達障害児をめぐる対人関係の諸相 4.事例検討(4週) K 発達障害児の家庭での養育例 L 発達障害児の支援教育例 M 被虐待児を巡る支援例 N 発達障害を巡る対人関係の諸相 |
教科書 | 特定の教科書は使用しないが、必要な場合プリント等を配布する。 |
参考書 |
本学に発達及び障害に関する書籍が多く所蔵されており、例えば次のような書籍が参考となる。 発達障害児の心と行動 /太田昌孝編著/ 放送大学教育振興会 , 2002:2200円 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 | 受講者の意見発表2割、授業毎の小レポート3割、レポート5割として評価する。6割りを合格とする。なお不合格の場合は再履修とする。 |
履修上の注意 |
教育心理学、教職原理はもちろんであるが、教職科目ではない現代心理学も受講していることが望ましい。 4回以上欠席の場合、不合格となる。不合格となったいずれの場合においても再履修となる。 |
教員メッセージ | 発達障害は、従来の知的障害、自閉症等の広汎性発達障害に加えて、近年、ADHDや学習障害など、より身近な障害の存在が知られてきている。こうした障害を通じて、学生諸君がごく当たり前と考えてきた人間の能力について考えを巡らせ、人間存在の幅広さを実感してもらいたい。そして講義では履修学生に積極的な発言を求めたい。 |
学習・教育目標との対応 | |
関連科目 | 現代心理学、認知科学論及び教育心理学、教育相談などの教職関連科目がある。 |
備考 |