開講学期 2010年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 思考と数理コース
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 数学考究
単位数 2
担当教員 竹ケ原裕元
教員室番号 Q408
連絡先(Tel) 46-5807
連絡先(E-mail) yugen@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 金曜日 16:00−18:00
授業のねらい 代数方程式の解法に関する研究の過程で明らかになってきた、群という数学的な概念について解説する。現代では、群論の果たす役割は、数学のみならず、自然科学や情報科学等、様々な分野へ及んでいる。本授業では、群を導入する際に、どの分野においても必要となる、最も基本的な事柄を講義する。
到達度目標 以下の項目に関する基礎的な理論を理解する。 置換群、剰余群、群の準同型、アーベル群、シロー部分群
授業計画  1 記号と準備、ガイダンス
 2 群の概念
 3 部分群、巡回群
 4 置換とその性質
 5 置換の型
 6 対称群
 7 交代群
 8 中間試験
 9 剰余類
10 正規部分群、剰余群
11 群の準同型
12 群の同型
13 準同型定理、同型定理
14 群の自己同型群
15 正多面体群
16 定期試験
(総時間数24時間)

以上の項目をそれぞれ1回を目処に講義を行う。
教科書 教科書は使用しない。
参考書 群論の基礎(長尾汎恒著、朝倉書店) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 中間試験 40%、定期試験 60%の割合で成績を100点満点で評価する。合格は60点以上とする。不合格の学生を対象に1回だけ再試験を実施する。再試験による合格者の成績は、試験の得点に関わらず、60点とする。  
履修上の注意 線形代数を履修していることが望ましい。
不合格者は再履修してください。
教員メッセージ わからないところは、質問してください。
学習・教育目標との対応 この授業科目は次に主体的に関与する:
学習・教育目標A(自然現象を理解するための基礎となる数学・物理学の知識を習得する).
関連科目 線形代数、線形空間、代数学概論
備考 ・講義での疑問点や質問等あれば、Q408竹ヶ原教員室に来てください。在室時は、いつでも質問等にお答えします。