開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 全学科2年
対象学年 2
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 メンタルへルス論
単位数 2
担当教員 三浦 淳
教員室番号 M204
連絡先(Tel) 0143-46-5851
連絡先(E-mail) junmiura@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 木曜9:00〜11:00
授業のねらい 近年、メンタルヘルスに関する著書、新聞や雑誌の記事、テレビ番組の特集が指数級数的に増加している。しかし、そのいずれもが、メンタルヘルスの諸問題の一部しか取り扱わないものであったり、一方向的な見方をするものであったりする。本講義では、メンタルヘルスに関し、心理発達、社会文化、精神医療、予防医学、産業医学といった多くの側面から、最新の知見も含めて概説する。
到達度目標 @ ひとのこころの発達・人生における諸々のメンタルヘルス問題を理解する。
A 様々な精神疾患を学び、その治療法・予防法を理解する。
B メンタルヘルスの問題を抱える人を理解し、共に生きて行ける社会作りを目指す(自分が当事者の場合も含む)。
授業計画  1週目  メンタルヘルスを勉強する必要性。
 2週目  思春期・青年期に多いメンタルヘルス上の諸問題。
 3週目  性とメンタルヘルス。
 4週目  文化とメンタルヘルス。
 5週目  薬物依存の理解、治療、社会支援について。
 6週目  うつ病の理解、治療、予防法について。
 7週目  不安障害の理解と治療、予防について。
 8週目  自殺の理解、予防、社会政策について。
 9週目  種々の認知症の理解、診断法、治療、予防について。
10週目  統合失調症の理解、触法精神病に対する社会政策について。
11週目  性格傾向と精神疾患との関連。
12週目  精神科・心療内科で使用される薬物について(サプリメントを含む)。
13週目  非薬物療法(光療法、運動療法、精神療法、温泉療法、他)。
14週目・15週目 睡眠・生活習慣病とメンタルヘルス、脳と行動など。
(出張のため、保健管理センター佐々木春喜教授が代理で講義を行います。)
教科書 なし。各回とも資料を配布します。
参考書 1) 藤本修,藤井久和.メンタルヘルス入門第3版.創元社,2008,大阪.
2) 出口禎子編「ナーシング・グラフィカ32 精神看護学 情緒発達と看護の基本」.メディカ出版,2009,大阪. 
教科書・参考書に関する備考 特になし。
成績評価方法 試験70点満点、平常点30点。60点以上で合格。平常点は、講義中に行うミニテストやアンケートによって評定します。
履修上の注意 特になし。
教員メッセージ メンタルヘルスの問題は、自分自身または周囲の人が経験する可能性が非常に高いものです。メンタルヘルスを正しく理解することは、自分や家族が健康に暮らしていくために必要な知識です。さらに、就職した後、健全な職場環境を整備するためにも役に立つと思います。。
学習・教育目標との対応 総授業時間1回1.5時間、全16回(定期試験含)、計24時間。
関連科目 医の科学。
備考 なし