開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 建設社会基盤系学科
機械航空創造系学科
応用理化学系学科
対象学年 昼間1年生
必修・選択 必修
授業方法 講義
授業科目名 インター・サイエンスH (前半7週)
単位数 1
担当教員 永野宏治
教員室番号 R204
連絡先(Tel) 0143-46-5420
連絡先(E-mail) nagano(at)mmm.muroran-it.ac.jpスパム対策のため@を(at)で表示しています。 
オフィスアワー 月曜日1700−1800
授業のねらい 情報技術の中核であるコンピュータの動作原理の基本について学びます。そして,計算機を利用する技術の最新事例を紹介します。また,論理的思考を実現するための表現技術を説明します。
到達度目標 以下の3つの目標を修得できることが、単位認定の基準になります。

1.計算機の動作原理を説明できる。
2.計算機が社会に与える影響を考えられる。
3.技術文章を書けることの重要性を説明できる。
授業計画 授業は1週ごとに一つの題材を設定し、情報分野の基礎であるコンピュータ・サイエンス,計算機によるモデル化,工学全般の基礎になる論理的な表現技術を紹介します。

授業時間 90分×7週=630分 プラス ガイダンス90分
第1週 計算機システムの発達と仕組み
    計算機械の出現と発達、アナログ型計算機とデジタル型
    計算機、コンピュータシステムの動作と基本構成
第2週 コンピュータにおける情報の表現
    10進法と一般的数体系、コンピュータに用いる数体系、
    数値、文字、画像、音声のデータ表現
第3週 コンピュータにおける演算の仕組み
    ブール代数と論理演算、論理回路と順序回路、加算、乗算、比較
第4週 ソフトウェアの概要
    ソフトウェアの体系と役割、基本ソフトウェア、
    共通応用ソフトウェア、プログラミング
第5週 論理的な思考ための表現技術
    表現技術の重要性,表現の原則,表現の実現方法
第6週 計算機ネットワークの基本知識
    ネットワーク上での情報の送り方。計算機を特定する方法。計算機のアドレス。
第7週 情報工学が展開される技術の紹介
    カーボンフットプリント,地熱開発
教科書
参考書 石原秀明ほか:「コンピュータ概論−情報システム入門」、共立出版
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藤広哲也,「CPUは何をしているか」すばる舎
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梅津信幸,「あなたはコンピュータを理解していますか?」技術評論社
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矢沢久雄,「プログラムはなぜ動くのか」日経BP社
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木下 是雄,「理科系の作文技術」 (中公新書 (624))  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 計算機システムのハードウェアとソフトウェアの基本的な知識と表現技術について,第6週にレポートを課します。レポートの内容で成績を評価します。
履修上の注意 (1) 講義の最後に,毎週小テストを行います。小テストでは,その週の内容を問います。
この小テストは,成績には関係しません。
(2) 出席をとるために,学生証を持ってきてください。
教員メッセージ コンピュータの誕生から現在の情報通信技術に至る道のりは、コンピュータ・サイエンスで画期的な着想を得たサイエンティスト達と、そのアイディアをコンピュータや通信機器のハードウェアとソフトウェアとして作り上げ、改良に次ぐ改良を重ねた技術者達のドラマに満ちあふれています。現在のコンピュータと情報技術について、ときには歴史を遡り、またときには未来を展望しながら、私達の置かれている現在と未来とのかかわりを考えてみませんか。
学習・教育目標との対応 建築社会基盤系学科の学習・教育目標との対応
(A) 未来をひらく科学技術者に必要となる総合的な理工学知識を習得する
(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊か
な能力を身に付ける

機械航空創造系学科の学習・教育目標との対応
機械システム工学コース
(A)-1 自然科学的視点だけでなく,人文科学的あるいは社会科学的な視点から物事を多
面的に見る能力の修得
航空宇宙システム工学コース
航空宇宙システム工学を構成する広範な要素技術に関する知識を培い、システム指向の
考え方、すなわち幅広い視野から柔軟かつ総合的な判断を下す素養を養う。
材料工学コース:(C) 数学,自然科学,情報技術に関する基礎的知識を習得し,それら
を材料工学の専門分野に応用できる能力を身につける

応用理化学系学科の学習・教育目標との対応
応用化学コース,バイオシステムコース
(A) 語学,数学,自然科学,及び情報技術等の基礎知識を身につける
(E) 広く世界に情報を求め,人と自然の調和を考えた科学技術を展開できる力を身につ
ける
応用物理コース:(D) 技術者としての素養および応用物理を理解するための基礎とし
て,数学,自然科学,情報科学を修得する
関連科目
備考