開講学期 2010年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 副専門・共通
対象学年 1年
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 哲学入門B (後半8週)
単位数 1
担当教員 二宮公太郎
教員室番号 Q612
連絡先(Tel) 0143−46−5822
連絡先(E-mail) ninom@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 金曜 9・10時限
授業のねらい 愛する者を自分の過失で死なせてしまう、ということにまつわる映画を、二つ観る。
一つは、ギリシャ神話に題材を取ったフランス映画。 もう一つは、宇宙船の中に10年前に死んだ妻が現われるというストーリーの旧ソ連映画。 人間に恒に付きまとう「死」、自分自身の「良心」に如何なる態度を取るかということが、各々の映画のテーマとなっている。
到達度目標 哲学に関わる問題を「考える」という経験をする。
授業計画 第1回: 全体の概要を説明する。
第2回: フランス映画『黒いオルフェ』を観る。
第3回:        〃
第4回: この映画が含む哲学的問題を解説する。
第5回: ソ連映画『惑星ソラリス』を観る。
第6回:        〃
第7回: この映画が含む哲学的問題を解説する。
第8回: まとめ
*以上の日程は、授業の進行次第で若干ずれることがあります。
教科書 マルセル・カミュ監督,『黒いオルフェ』 
アンドレイ・タルコフスキー監督,『惑星ソラリス』
参考書 ブルフィンチ著、野上弥生子訳『ギリシャ・ローマ神話』岩波文庫(1978)
スタニスワフ・レム著、飯田規和訳『ソラリスの陽のもとに』ハヤカワ文庫(1979)  
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 第8回終了後のレポートによる。映画および解説について、どれだけ自分のあたまで考えているか、を基準に評価する。100点満点の60点以上が合格。
履修上の注意 成績が「不可」だったひとは再履修。
教員メッセージ 「哲学は思ったよりも身近にあるものだ」ということを感じてもらえると嬉しい。
学習・教育目標との対応 JABEE基準1(1)「(a):地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養」に対応。
関連科目 認識の哲学
ゼミナール「思考と数理」A
備考