開講学期 Course Start |
2010年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
数理システム工学専攻 |
対象学年 Year |
1 |
必修・選択 Mondatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義 |
授業科目名 Course Title |
応用非線形解析特論 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
黒木場正城 |
教員室番号 Office |
Q411 |
連絡先(Tel) Telephone |
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連絡先(E-mail) |
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オフィスアワー Office Hour |
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授業のねらい Learning Objectives |
物理現象のモデルとして典型的に現れる非線形放物型方程式と非線形楕円型方程式の導出、非線形性、 解の構成、解の性質の解析方法を、学習する。 The purpose of this course is to study nonlinear parabolic and elliptic equations describing some physical phenomena. In particular, we focus on derivation, nonlinearity, construction of solutions, methods of analysis for nonlinear elliptic equations and nonlinear parabolic. |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
・熱拡散方程式の解の性質を理解できる ・ポアソン方程式、ラプラス方程式の数学的性質を理解できる。 ・非線形性効果を伴う偏微分方程式の解の性質を理解できる。 ・物理現象を記述する偏微分方程式に対する数学解析の重要性を理解できる。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数(実時間):24時間 1.熱拡散方程式とその解 2.非線形熱拡散方程式の解の爆発 3.楕円型方程式(ラプラス方程式) 4.楕円型方程式(ポアッソン方程式) 5.半導体デバイスモデルと放物型−楕円型方程式系 6.走化性モデルにおける集中現象と爆発解 以上の各項目を2、3回を目処に講義する。 |
教科書 Required Text |
特に指定しない。 |
参考書 Required Materials |
数理物理に現われる偏微分方程式1、藤田宏ほか著、岩波書店# 「偏微分方程式」熊ノ郷準著、共立出版# Applied analysis : mathematical methods in natural science / Takasi Senba, Takashi Suzuki, Imperial College Press.# 「爆発と凝集」柳田英二編、東大出版会、第3章永井敏隆著# |
教科書・参考書に関する備考 | なし |
成績評価方法 Grading Guidelines |
講義中に数回課すレポートによって評価する。各レポートを100点満点で評価し、合計点を最終的に100点満点に換算し、60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
・ 常微分方程式の求積法、フーリエ変換の計算ができる方が望ましい。熱伝導現象、電磁気学について予備知識があると望ましい。 ・ 出席が良好な成績が60点未満の不合格者に対して、再試験を1回行うが、再試験合格者の成績は試験の得点に関わらず60点とする。最終的に不合格になった者は再履修すること。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
講義中に数回レポートを課すので、必ず提出すること。 |
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
この授業の単位修得は、本専攻の学習・教育目標 (1) 数学に関する高度な専門知識、工学分野の基礎的素養、及び特定の分野に 偏らない分野横断的な思考の修得 (2) 数学の幅広い素養と数学を基にした数式処理・数値実験等の専門的知識の修得 (3) 数理科学の2つのふへんせい(普遍性、不変性)の重要性を理解し、物事 を統一的な視点から眺め、処理する能力の修得 (4) 数学的知識と数理的思考により専門知識を活用・応用し、学際的な諸問題 の解決と新技術の創生に貢献できる能力の修得 に対応している。 |
関連科目 Associated Courses |
大学院講義: 離散数学特論、応用数理工学特論A、応用数理工学特論B、計算機リテラシー特論 学部講義: 数学入門、数理解析、数理科学概論、数理科学ゼミナール、解析A、解析B、解析C、線形代数、線形空間 |
備考 Remarks |
なし |