開講学期 Course Start |
2010年度 後期 |
授業区分 Regular or Intensive |
週間授業 |
対象学科 Department |
公共システム工学専攻 |
対象学年 Year |
1 |
必修・選択 Mondatory or Elective |
選択 |
授業方法 Lecture or Seminar |
講義および演習 |
授業科目名 Course Title |
災害心理学特論 |
単位数 Number of Credits |
2 |
担当教員 Lecturer |
前田 潤 |
教員室番号 Office |
Y207(総合研究棟2階) |
連絡先(Tel) Telephone |
0143-46-5823 |
連絡先(E-mail) |
maedaj@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー Office Hour |
後期の時間割が定められた時点で決定する |
授業のねらい Learning Objectives |
安心安全な暮らしの保証は人間にとっての基本的な欲求であり、災害や事件事故の発生を防ぎ、あるいは回避し、被害を最小限に食い止めようとすることは、社会的要請であると同時に人々の共通の願いである。 本論では、災害および事件事故が与える心理的影響とその変化のプロセスに関わる知見を、時系列、文化的背景、災害特性の観点から紹介し、災害時の人間心理を研究する方法についての検討を行う。さらに、被災者/被害者及び援助者の心理特性を踏まえた援助活動のあり方を考える。 |
到達度目標 Outcomes Measured By: |
援助方法と援助計画を立案するために、緊急/危機場面での人間心理の一般特性を知り、人間心理や行動の実態に基づいた、より適切で効力のある援助活動を構築するための基礎的素養を身につけることが目標である。 |
授業計画 Course Schedule |
総授業時間数:22.5時間 1.災害と人間 2.災害/事故/事件での人間行動の特性 3.外傷的事象に対する人間反応(特にPTSD) 4.外傷的事象の長期的影響 5.心理的影響の軽減 6.援助者に与える外傷事象の影響 7.援助者の援助 8.自然災害例(国内:奥尻:阪神淡路:有珠:新潟) 9.自然災害例(海外:イラン:アメリカ:スマトラ) 10.事件事故例(国内:千里:東京:大阪:神戸) 11.事件事故例(海外:ストックホルム:韓国:ニューヨーク) 12.様々な救援活動 13.災害/事件事故での援助方法(演習1) 14.災害/事件事故での援助方法(演習2) 15.まとめ |
教科書 Required Text |
教科書は使用しない。 教材及び資料はその都度配布する。 |
参考書 Required Materials |
災害/事件事故に関わる人間事象を扱う書籍は多数あるが、最近のものとして「人はなぜ逃げ遅れるのか?―災害の心理学」集英社新書(2004)、「災害時のこころのケア」日本赤十字社(2003)、「PTSDと医療人類学」みすず書房、「心的外傷と回復」みすず書房、がある。 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 Grading Guidelines |
出席3割、レポート7割の100点満点で評価を行う。60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 Please Note |
5回欠席した時点で自動的に不合格とする。なお、すべての不合格に対して追加措置は設けない。再履修とする。 |
教員メッセージ Message from Lecturer |
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学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy |
公共システム工学専攻 (1)分析・解決能力 (2)公共政策の立案能力 |
関連科目 Associated Courses |
現代心理学、認知心理学、教育心理学などの心理学関連科目を履修していることが望ましい。 |
備考 Remarks |