開講学期
Course Start
2010年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
集中講義
対象学科
Department
航空宇宙システム工学専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
航空宇宙通信工学特論
単位数
Number of Credits
1
担当教員
Lecturer
高野 忠
教員室番号
Office
連絡先(Tel)
Telephone
連絡先(E-mail)
E-mail
takano@ecs.cst.nihon-u.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
授業のねらい
Learning Objectives
本講義における通信とは、単なるメッセージの交換のみならず、距離や速度の測定、位置の確認(GPSなど)さらにはエネルギー伝送などの技術を意味する.ロケット,人工衛星,深宇宙探査機あるいは宇宙基地などのいわゆる宇宙機や航空機を、制御・運用するため不可欠なものである.周波数的には、マイクロ波から光波までを含んでいる.本講義ではこれらのシステム構成,原理,回路素子について学ぶ.必要に応じ,最新の研究動向も紹介する.
到達度目標
Outcomes Measured By:
 航空宇宙システムに必須となる通信技術について,理解すること.システムを構築するための全般的知識の収得を第一とし,できれば特定項目の研究能力の開発も目指す. またはやぶさを例として、探査機の運用とどのように関わるか理解する.
授業計画
Course Schedule
授業計画
第1回:航空宇宙通信工学のシステム全体の中での位置づけ.発展の歴史.
第2回:航空機や宇宙機における通信の役割と標準化.
第3回:各種情報の電気信号化.情報量の考え方.
第4回:電波に乗せる.変調と復調.
第5回:電波を送り、受ける.マイクロ波回路とアンテナ,電波伝搬.
第6回:雑音の種類. 受信機性能(利得,雑音指数),S/Nの考え方.
第7回:地上の局やセンター間の通信ネットワーク.宇宙機間の通信ネットワークの動向.
第8回:GPSの役割とシステム構成.
教科書
Required Text
毎回,講義内容の概略を配る.
参考書
Required Materials
・高野忠,佐藤亨,柏本昌美,村田正秋,“宇宙工学シリーズ1−宇宙における電波計測と電波航法”
(第2版),コロナ社,2005,3月.
・高野忠,小川明,坂庭好一,小林英雄,外山昇,有本好徳,“宇宙工学シリーズ4−宇宙通信および衛星放送”コロナ社,2001、11月.
・(3)吉岡、松岡(編)、“宇宙太陽発電衛星のある地球と将来”、慶応義塾大学出版会、2008.
 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
成績評価は、レポート(1〜2回)と出席状況によって行い、100点満点中60点以上を合格とします。
履修上の注意
Please Note
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
・システム技術と基盤技術の関係の理解
・実践的システム技術と基盤技術の理解
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks