開講学期
Course Start
2010年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
応用計測特論
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
加野 裕
教員室番号
Office
Y208
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5537
連絡先(E-mail)
E-mail
h-kano@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
情報電子工学系専攻のホームページを参照して下さい.
授業のねらい
Learning Objectives
近年の科学計測は,アナログデータ取得とデジタルデータ処理によって構成されるが,このそれぞれは等しく重要であり,どちらかが不適切であると,たとえばS/Nの低下など問題が生じる.本講義では,それぞれの段階で選択しうる基本的な手法を学習する.
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.S/Nを改善するアナログ計測法を理解する.
2.デジタルデータ処理における信号抽出の手法と特性を理解する.
授業計画
Course Schedule
総時間数:1.5時間×14回=21時間

第1回 イントロダクション/科学計測とは
第2回 信号/雑音の性質
第3回 測定系の構成 - アナログデータ取得とデジタルデータ処理
第4回 アナログ計測技法(1) - ロックイン計測法とその応用
第5回 アナログ計測技法(2) - 位相シフト計測法とその応用
第6回 アナログ計測技法(3) - ヘテロダイン計測法とその応用
第7回 アナログ計測技法(4) - シングルチャンネル/マルチチャンネル計測法とその応用
第8回 アナログ計測技法(5) - マルチプレックス計測法とその応用
第9回 アナログデジタル変換技法 - オーバーサンプリング計測法とその応用
第10回 デジタルデータ処理技法(1) - 最小二乗法/多変量解析とその応用
第11回 デジタルデータ処理技法(2) - 非線形最適化とその応用
第12回 デジタルデータ処理技法(3) - フィルタリングによる信号回復とその応用
第13回 デジタルデータ処理技法(4) - ウェーブレット変換とその応用
第14回 デジタルデータ処理技法(5) - 自己回帰モデルとその応用
第15回 定期試験 
教科書
Required Text
特に教科書は設けない.必要に応じてプリントを配布する.
参考書
Required Materials
南茂夫監修,河田聡編著,”科学計測のためのデータ処理入門”(CQ出版社) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
試験およびレポートで評価する.満点を100点とし,60点以上を合格とする.
履修上の注意
Please Note
○不合格者は再履修すること.
教員メッセージ
Message from Lecturer
さまざまな計測において,計測技法とデータ処理技法の発達が,計測可能な物理量,状態量,化学量を広げたり,信号対雑音比を向上させていることを実感して欲しいと思います.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
計測工学特論,通信工学特論,光エレクトロニクス特論
備考
Remarks