開講学期 Course Start	2010年度 後期
授業区分 Regular or Intensive	週間授業
対象学科 Department	機械創造工学系専攻
対象学年 Year	1
必修・選択 Mondatory or Elective	選択
授業方法 Lecture or Seminar	講義
授業科目名 Course Title	材料創製学
単位数 Number of Credits	2
担当教員 Lecturer	平井伸治、佐々木 眞
教員室番号 Office	K204(平井） K601(佐々木）
連絡先(Tel) Telephone	46-5636(平井) 46-5655(佐々木）
連絡先(E-mail) E-mail	hirai＠mmm.muroran-it.ac.jp （平井） sasaki＠mmm.muroran-it.ac.jp （佐々木）
オフィスアワー Office Hour	（平井）火曜日11:30〜13:00 水曜日9:30〜12:00 （佐々木）月曜日13:00〜15:00
授業のねらい Learning Objectives	熱力学や物理化学を基本として、真空を利用した薄膜の作製や超微粒子の合成の他、液相反応や固相反応を利用した新材料の創製について独創性を身に付ける。
到達度目標 Outcomes Measured By:	物理化学と言う学問は、それを駆使し簡単な推論を行うと、材料に生じる物理・化学的現象を論理的に洞察することができる他、新材料を創製するための最適なプロセスを教えてくれる。この授業では、物理化学を基本とし、その反応原理に基づいた、材料の性質を限界まで引き伸ばすことのできる高純度物質、個性ある材料どうしを組み合わせた複合材料、環境問題に対処するための分離膜、さらにはエネルギー材料、生体材料などの創製について講義する。
授業計画 Course Schedule	総授業時間数（実時間）： 22.5 時間 （１）物理化学が基礎となる材料創製について （２）真空を利用したものづくり （３）チタンを利用して清浄な真空をつくろう （４）真空容器から清浄な真空を追求しよう （５）世界最高レヘ゛ルの真空度を達成させるためには （６）簡単な真空蒸着でGaAs膜を作製するには （７）蒸着による薄膜の生成機構とその物性 （８）三次元核生成と錬金術師が喜ぶ単層成長 （９）トホ゜タキシーとエヒ゜タキシー （10）薄膜か超微粒子を別ける\”過飽和比\” （11）融点が変わる超微粒子の不思議 （12) 超微粒子の簡単な作り方 (13) 熱力学を利用した新材料創製に関する基本的考え方 (14) Principle & application of chemical vapor deposition (15) Discussion (Synthesis & development for virtual materials) Participants discuss for topics in chapters 14 & 15 in English.
教科書 Required Text
参考書 Required Materials	(1)堀越源一：「物理工学実験４、真空技術」東京大学出版会 (2)工藤徹一、御園生 誠 編：「グリーンマテリアルテクノロジー」講談社 (3)日本化学会 編：「化学総説No.9，固体の関与する無機反応」学会出版センター (4)講座・現代の金属学精錬編編集委員会：「非鉄金属製錬」日本金属学会 (5)耐火物技術協会講座編集委員会編：「すぐ使える熱力学」耐火物技術協会
教科書・参考書に関する備考	授業に使用する必要な資料は適宜プリントして配布する．
成績評価方法 Grading Guidelines	毎回、演習を課して理解度を評価しながら講義を進める。また、成績は毎回の演習（２０％）の他、２，３のレポート（５０％）と課題のプレゼンテーション（３０％）から評価する。
履修上の注意 Please Note	出席要件：１０回以上出席すること。
教員メッセージ Message from Lecturer	(1)〜(14)の講義の後、総合討論として、材料創製に関する課題を与え、それぞれの課題について発表していただく。また、外部からの研究者にも講義に参加していただき、関連する最新のトピックスについてお話しいただく予定である。ものづくりのための実践的知識を身に付けてほしい。
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy
関連科目 Associated Courses	材料物理化学特論
備考 Remarks	日本語と英語で授業を行う。