開講学期
Course Start
2010年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
航空宇宙システム工学専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mondatory or Elective
必修
授業方法
Lecture or Seminar
授業
授業科目名
Course Title
ジェット推進工学特論
単位数
Number of Credits
1
担当教員
Lecturer
湊 亮二郎
教員室番号
Office
H112 (5月まで), B204(6月以降、移転予定)
連絡先(Tel)
Telephone
内線(5378)
連絡先(E-mail)
E-mail
r-minato@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
特に設けない.(白老エンジン試験場で試験に行く機会が多く、オフィスアワーを設けることが困難なため.)
授業のねらい
Learning Objectives
空気吸込み式エンジン(ターボジェット、ラムジェット等)を構成する、機器、要素の特徴を把握・分析し、それをシステムに構築できる設計能力を養うことを目標とする
到達度目標
Outcomes Measured By:
1. ジェットエンジン・ガスタービン機関の基本的なサイクルを理解し、サイクル計算ができるようになる。その知識を踏まえて、次世代の極超音速エンジンの原理を理解できるようになる。
2. ジェットエンジンの要素技術(超音速ファン、タービン、燃焼器、アフターバーナー等)の原理や設計方法について理解する。
授業計画
Course Schedule
授業計画
第1回 ジェットエンジンサイクル1(サイクルの概念)
第2回 ジェットエンジンサイクル2(サイクル性能の計算)
第3回 圧縮ファン設計法
第4回 タービン設計法
第5回 構造強度
第6回 軸振動と軸受潤滑
第7回 主燃焼器とアフターバーナー及び冷却技術
第8回 次世代極超音速機用空気吸込み式エンジン(ATREX、スクラムジェットエンジン)
教科書
Required Text
特になし、参考書の欄を参照
参考書
Required Materials
参考書・参考資料等
1. 谷田好通 長島利夫“ガスタービンエンジン”養賢堂
2. ステーチキン著 浜島操訳“ジェットエンジン理論”
3. Mattingly, J.D. et al. ”Aircraft Engine Design 2nd Edition” AIAA Educational Series
4. Oates. G.C., “Aerothermodynamics of Gas Turbine and Rocket Propulsion 3rd edition” AIAA Educational Series
5. Oates. G.C., “Aerothermodynamics of Aircraft Engine Components” AIAA Educational Series
6. Heiser, W. H. and Pratt, D.T., “Hypersonic Airbreathing Propulsion” AIAA Educational Series
7. Mattingly, J.D., “Elements of Propulsion: Gas Turbines and Rockets” AIAA Educational Series
 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
レポートを提出してもらい評価する。60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
本講義は、ロケット推進工学と同一の曜日・時間に行う予定.前期前半(4~5月頃)にロケット推進工学の講義を行い,前期後半(6~7月頃)にジェット推進工学の講義を行う予定である.
ただし教員の出張等の都合により、ロケット推進工学の講義期間中に入れ替わりで、ジェット推進工学の講義を行うといったことがある.詳細な講義実施計画は、掲示板・ガイダンス等で連絡する.
出席率は取りません.学生諸君の自発的な勉学意欲に期待します.
ただしレポートの内容は授業中にしか伝えません.
教員メッセージ
Message from Lecturer
ジェットエンジンは、人類が作り出した技術の中でも、最もシステマチックに統合された技術の一つです。大変奥が深いので、一生懸命勉強しましょう。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
航空宇宙システム工学専攻の学習・教育目標のうち
1. システムを構成する基礎となるキーテクノロジーを分析・評価できる能力の修得。
2. 各要素技術をシステムに構築し、システムとして評価できる能力の修得。
に対応している。
関連科目
Associated Courses
高速空気力学特論、燃焼工学特論、機械力学特論、高温材料工学特論も同時に履修していることが望ましい。
本講義は、極超音速推進工学特論を履修する上で基礎になる。
備考
Remarks
特になし