開講学期 Course Start	2010年度 前期
授業区分 Regular or Intensive	週間授業
対象学科 Department	航空宇宙システム工学専攻
対象学年 Year	1年次
必修・選択 Mondatory or Elective	選択
授業方法 Lecture or Seminar	講義
授業科目名 Course Title	高速空気力学特論
単位数 Number of Credits	1
担当教員 Lecturer	杉山　弘
教員室番号 Office
連絡先(Tel) Telephone	杉山：o143-46-5364 窓口教員（齋藤）：0143-46-5354
連絡先(E-mail) E-mail	sugiyama＠mmm.muroran-it.ac.jp 窓口教員（齋藤）：saito＠mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー Office Hour	授業の後，約30分〜６０分
授業のねらい Learning Objectives	空気力学は，各種外部形状をもつ物体や構造体まわりの流れ，および各種内部断面形状をもつ流路の内部流れの構造や特性を取り扱う学問である．本授業では，音速と同程度以上の流速を対象とする高速流れ，すなわち気体の圧縮性を考慮する高速空気力学の基礎を修得する．
到達度目標 Outcomes Measured By:	高速空気力学の基礎となる圧縮性流れの性質と解析方法について理解でき，応用できること．具体的には， １．一次元流れの基礎式が導出できること． ２．摩擦を伴う一次元定常流れの基礎式が導出，応用できること． ３．二次元，定常，等エントロピー流れの基礎式が導出でき，応用できること． ４．超音速流中に置かれた物体（翼，軸対称物体，超音速航空機）の空力特性（流れの性質， 揚力，抵抗など）が理解，応用できること.
授業計画 Course Schedule	1週目　圧縮性流れの基礎 ２週目　一次元流れの基礎 ３週目　摩擦を伴う一次元断熱流れ 4週目　二次元，定常，等エントロピー流れ ５週目　超音速流中に置かれた物体（翼，軸対称物体，超音速航空機）まわりの流れ（その１） ６週目　超音速流中に置かれた物体（翼，軸対称物体，超音速航空機）まわりの流れ（その２） 7週目　極超音速流れの基礎 8週目　まとめ
教科書 Required Text	John D. Anderson, Jr., Fundamentals of Aerodynamics, Fouth Edition, McGraw-Hill International Edition, 2005. 松尾一泰，圧縮性流体の力学〜内部流れの理論と解析〜，理工学社，１９９４年. 杉山弘・遠藤剛・新井隆景，流体力学，森北出版，１９９５年.
参考書 Required Materials	A.H. Shapiro, The Dynamics and Thermodynamics of Compressible Fluid Flow, Vol.1, Vol.2, The Ronald Press Company, New York, 1953, 1954.
教科書・参考書に関する備考	著者のJ.D.Andersonは，世界的に著名な空気力学者で，同教授は多数の空気力学に関する書籍を出版している．本教科書は，空気力学に関する最新の知識を含んでいる内容豊かな教科書である． A.H.Shapiroの圧縮性流体力学に関する本は，圧縮性流れに関する入門・基礎の本として，世界的によく知られている本である．
成績評価方法 Grading Guidelines	レポートにより，評価する．１００点満点中，６０点以上を合格とする．
履修上の注意 Please Note	出席が実施授業回数の２／３に満たない場合には，履修資格を失うので注意すること．
教員メッセージ Message from Lecturer
学習・教育目標との対応 Learning and Educational Policy
関連科目 Associated Courses	数値流体力学，　飛翔体空気力学
備考 Remarks