開講学期
Course Start
2010年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
機械創造工学系専攻
対象学年
Year
2
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
固体磁気共鳴学
単位数
Number of Credits
1
担当教員
Lecturer
村山茂幸
教員室番号
Office
Q-208
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5635
連絡先(E-mail)
E-mail
murayama@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
金曜日16:30-18:30
授業のねらい
Learning Objectives
核磁気共鳴法(NMR)や電子スピン共鳴法(ESR)を利用して固体中の電子や原子核の磁気モ−メントを捕らえ、これを微視的なプローブとして、材料の原子分子レベルの情報を得ること。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.量子論の立場で磁気共鳴の原理を理解する。
2.磁気共鳴から得られる内部磁場、磁気緩和時間、共鳴線幅、化学シフト、ナイトシフトなど固体材料における原子レベルの情報を理解る。
3.磁気共鳴から得られる情報をもとに固体材料の微視的知見を得る。
授業計画
Course Schedule
総授業時間数(実時間):12時間
1.まえおき
2.磁気共鳴の概説
3.基礎理論:孤立したスピンの運動、振動磁場の影響、Bloch方程式、弱い磁場に対するBloch方程式の解、系の過渡的および定常的応答間の関係と磁化率の実部と虚部との関係、吸収および分散の原子論
4.固定格子における磁気双極子による幅
5.核と電子との磁気的相互作用
6.スピン格子緩和と運動による共鳴線の先鋭化
教科書
Required Text
C.P.Slichter著 Principles of Magnetic Resonance, Harper & Row Publishers, New York (図書館に所蔵あり)
参考書
Required Materials
宇野良清、他共訳 「キッテル固体物理学入門(下)」第7版 丸善 定価(3,400円)(図書館に所蔵あり)  
教科書・参考書に関する備考 授業では講義内容をまとめたプリントを毎回配布する。
成績評価方法
Grading Guidelines
レポートおよび受講状況を総合して行う。
履修上の注意
Please Note
量子論、統計熱力学、固体物性の基礎を理解していることが望ましい。
教員メッセージ
Message from Lecturer
レポートを数回課す予定である。自力で解答し、見やすいレポート作成を心がけ、期日までに必ず提出すること。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks