開講学期 2009年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 電気電子工学科
対象学年 2
必修・選択 必修
授業方法 講義
授業科目名 電磁気学U
単位数 2
担当教員 植杉克弘
教員室番号 Y701
連絡先(Tel) 0143-46-5546
連絡先(E-mail) uesugi@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 月曜日 11:00−12:30, 木曜日 11:00−12:30
授業のねらい 時間的に変化しない電流(定常電流)の回りに生じる磁場の性質について理解する.電流と磁場の関係やアンペアの法則を理解する.時間的に変化する電磁場は電磁誘導や変位電流を引き起こし,マクスウエルの方程式へと導かれていくことを理解する.
到達度目標 次の項目の習得を目標とする.
1. 電磁気学に関する基礎的事項を説明し,問題に適用することができる.(知識力,40%)
2. ビオ・サバールの法則,アンペアの法則およびベクトルポテンシャ ルについて理解する.(理解力,20%)
3. マックスウェルの方程式について理解する.(理解力,20%)
4. 電磁場のエネルギーや電磁波の性質を理解する.(理解力,20%)
授業計画 1週目 電荷と電場及び電流と磁場の概要 pp.116-122(教科書)
2週目 ビオ・サバールの法則 pp.123-128
3週目 アンペアの周回積分の法則 pp.129-135
4週目 電流に働く力 pp.136-142,小テスト(1)
5週目 ストークスの定理 pp.143-150
6週目 ファラデーの電磁誘導の法則の概要 pp.151-157
7週目 磁界に関するガウスの法則 pp.158-160,小テスト(2)
8週目 ベクトル・ポテンシャル pp.160-162
9週目 磁性体と磁化 pp.163-168
10週目 磁気回路 pp.169-173,小テスト(3)
11週目 電磁誘導 pp.174-181
12週目 静電界と静磁界の屈折 pp.182-188
13週目 マックスウェルの方程式 pp.189-193,小テスト(4)
14週目 電磁波のエネルギー pp.194-196
15週目 電磁波の反射と屈折 pp.197-202
教科書 長嶋秀世,伊藤稔共著,末松安晴監修「電磁気学ノート」ピアソンエデュケーション 定価3,590円(税込)
他に授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する.
参考書 山口昌一郎著「基礎電磁気学 改訂版」電気学会 定価2,730円(税込) (図書館に所蔵あり)
長岡洋介著 電磁気学II(変動する電磁場)岩波書店 定価1,995円(税込) (図書館に所蔵あり)
長岡洋介・丹慶勝市著「例解 電磁気学演習」岩波書店 定価2,940円(税込) (図書館に所蔵あり) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 100点満点で期末試験60点,小テスト40点の割合で評価する.各到達度目標の評価方法は,小テストおよび定期試験において論述問題と計算問題を出題し,達成度を評価する.
履修上の注意 @物理学,電気数学I,II,電磁気学Iを修得していることが望ましい.
A再試験は原則として行わない.
B不合格者は再履修すること.
教員メッセージ 電磁気学は知識の積み重ねです.項目ごとの知識の定着に努めましょう.理解できない場合には,オフィスアワーなどを活用して質問に来てください.
学習・教育目標との対応 B:電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する.
C:習得した知識を種々の問題に適用し,その結果を検討・評価する能力を修得する.
G:物事を自主的・継続的に学習する能力を修得する.
関連科目 関連科目は,電磁気学I,電気回路,電子回路である.
備考