開講学期 2009年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 材料物性工学科
対象学年 3
必修・選択 選択
授業方法 講義
授業科目名 耐環境材料学 (応物)
単位数 2
担当教員 佐藤忠夫
教員室番号
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オフィスアワー
授業のねらい 材料を自然環境下に放置しておくと、その速度の大きさの違いはあるが、いずれは朽ち果てる。材料が製造される過程では多大のエネルギーが投入されているので、材料が朽ちないようにする、あるいはその速度を極めて遅くする技術は経済的ならびにエネルギーの有効利用の点から極めて重要である。ここでは、いろいろな場合における材料の腐食のメカニズムを理解し、各種防食技術の考え方を学ぶ 。
到達度目標 1.金属材料の腐食のメカニズムを理解する。 2.各種防食技術の考え方を理解する。
授業計画 1. 環境材料学とは 2. 腐食の形態 3. 金属溶解反応の電気化学 4. 耐食材料 5. 大気腐食と耐候性鋼 6. 海水腐食と耐海水性ステンレス鋼 7. 中間試験 8. 知識の整理と確認 9. 環境劣化と応力腐食割れ 10 疲労と腐食疲労 11 鉄筋コンクリートの腐食、金属材料の土壌腐食 12 高温酸化・高温腐食 13. 高温高圧環境における腐食 14. プラスチック材料の腐食 15. 知識の整理と確認 16.定期試験
教科書 長野博夫他著「環境材料学」共立出版
参考書  
教科書・参考書に関する備考 プリントを配布する。
成績評価方法 中間試験(50点)、定期試験(50点)を合わせて60点以上を合格とする。
履修上の注意 欠席5回以上で受験資格を失います。不合格者は再履修してください。授業日の変更等の連絡は授業中またはK棟の掲示板で通知します。

教員メッセージ
学習・教育目標との対応 材料工学コースについてはJABEE基準1の(1)の(d)(1)-(4)、コースの学習目標の(D)、にそれぞれ対応している。  応用物理コースについてはJABEE基準1の(1)の(d)(2a)、コースの学習目標の(F)、にそれぞれ対応している。
関連科目 材料工学コースについては、実用材料学(2年前期)、物理化学B(2年前期)、材料精製学(3年前期)、金属材料学A(3年前期)の内容を理解していることを前提に授業を進める。 同時期開講の材料電気化学(3年後期)の知識を並行して得ることは望ましい。  応用物理コースについては、物理化学A(1年後期)、表界面科学(3年前期)の内容を理解していることを前提に授業を進める。 同時期開講の材料電気化学(3年後期)の知識を並行して得ることは望ましい。
備考