開講学期 | 2009年度 後期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 材料物性工学科応物コース |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義とPC端末による演習 |
授業科目名 | 材料科学B (応物) |
単位数 | 2 |
担当教員 | 桑野 壽 |
教員室番号 | T309 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5893 |
連絡先(E-mail) | kuwano@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日の16−17時 |
授業のねらい | 材料科学Aで学んだ状態図を基礎にして,物質の構成単位である原子が,温度や外力などの外部条件に合わせていろいろ異なる集合状態や微細構造を構築する様子を学び,そのような微視的な構造と変化が物質のトータルな性質にどのように関連し,身の周りの材料にどのように利用されているかを理解してもらうこと. |
到達度目標 |
1 原子拡散の原理を理解すること(理解力向上) 2 拡散が関与した変態現象が実用材料にどのように応用されているかを理解してもらうこと(応用力向上) 3 実用材料と変態との関係を理解してもらうこと(解決力向上) 4 専門用語を英語で知ってもらう(専門英語力向上) |
授業計画 |
週 内容 教科書 第1週目 講義方針の説明 3.1 拡散方程式 p.63 第2週目 3.2 拡散方程式の解(定常状態での解) p.64 第3週目 同上(薄膜での解、薄膜の一方向への拡散の解) p.64 、p65 第4週目 同上(長い棒の間の拡散の解) p.66 第5週目 原子の移動と拡散 p.69 第6週目 侵入型原子の拡散 p.80、粒界拡散 p.89、表面拡散 p.91 電解中での拡散 p.93 第7週目 中間試験 第8週目 拡散変態の種類 p.98 第9週目 核生成ー成長型と分解とスピノーダル分解 p.99 第10週目 同上(固溶体の自由エネルギー) p.29 第11週目 駆動力、核生成 p.100 第12週目 共析変態、マルテンサイト変態 p.112,121 第13週目 合金の時効析出 p.114 第14週目 鋼における拡散変態と析出 p.115 第15週目 組織と機械的性質・物理的性質 p.186〜188 第16週目 定期試験 |
教科書 |
杉本孝一,他6名共著;材料組織学,朝倉書店、2987円 |
参考書 |
岡田利弘,他共著;材料科学講座,材料科学の基礎,朝倉書店、図書館所蔵 # 藤田英一著;金属物理,アグネ技術センター、図書館所蔵 # 須藤一,他共著;金属組織学,丸善、図書館所蔵# |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 |
中間試験と定期試験および演習で評価する. 100点満点で、中間試験40点,定期試験40点、演習20点の割合で評価し、60点以上を合格とする。 各試験の受験資格は80%以上の出席率とする。 |
履修上の注意 | 不合格者への再試験は実施しない。 |
教員メッセージ |
最初の授業で講義方針を述べるので必ず出席してください。 出欠は出欠票を各自に配布して調査します。講義開始後20分過ぎると、出欠票をわたしませんので欠席となります。 |
学習・教育目標との対応 |
JABEE基準d(1)材料の製造・性質に関する基本の理解に対応している 学習・教育目標(D)材料工学の専門能力に対応している |
関連科目 |
材料科学A(必修)(2年次前期) 実用材料学(必修)(2年次前期) 材料科学A演習(必修)(2年次後期) 金属材料学A(必修)(3年次前期) |
備考 |