開講学期 2009年度 後期
授業区分 週間授業
対象学科 電気電子工学科
対象学年 2
必修・選択 必修
授業方法 講義
授業科目名 計測工学
単位数 2
担当教員 酒井 彰
教員室番号 E-202
連絡先(Tel) 0143-46-5547
連絡先(E-mail) sakai@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 別に学科Web等で掲示する
授業のねらい 電気電子系の技術者には、測定しようとする物理量が正確に測定でき、得られた測定値を正しく評価できることが求められている。そのために、測定器の基本的な動作原理とそれらの使用法について学ぶ。
到達度目標 1.測定の基本概念を理解し、その内容を正確に述べることができる。(40%)
2.測定に関する基本的な公式を用い、問題を解くことができる。(30%)
3.各種計測手法の原理を理解し、具体的に説明することができる。(30%)
授業計画  1.シラバスの説明、講義プログラムの説明
   計測の基礎 測定法、誤差
 2.計測の基礎 測定誤差の統計的処理、最小2乗法
 3.雑音 熱雑音、
 4.雑音 信号対雑音比(SN比)
 5.測定と標準 SI単位
 6.アナログ量とディジタル量 アナログ量の変換
 7.アナログ量とディジタル量 ディジタル変換
 8.中間テスト
 9.電圧と電流の測定 直流の測定
10.電圧と電流の測定 交流の測定
11.インピーダンスの計測 抵抗の測定
12.周波数と位相の測定 周波数カウンター、位相の測定
13.電力の測定
14.磁気測定
15.記録計と波形測定 オシロスコープ、スペクトルアナライザ
教科書 「新しい電気・電子計測」大浦宣徳、関根松夫共著 昭晃堂 定価(2600円+税)
参考書 特に指定しませんが、電気電子計測と表題にある書籍なら、すべてが参考になります。 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法 中間試験(30%)、レポート(30%)、定期試験(40%)で評価する。
各到達度目標の評価方法は、次のように行う。
目標1.中間試験、レポート、定期試験において論述問題を出題し、達成度を評価する。
目標2.中間試験、定期試験において計算問題を出題し、達成度を評価する。
目標3.レポート、定期試験において論述問題を出題し、達成度を評価する。
履修上の注意 再試験は実施しない。
不合格者は再履修すること。
教員メッセージ 計測工学は、必死に暗記するような性質のものではありません。論理的な思考と考察が重要です。講義で出てくる計測器の名前などは、電気電子の技術者にとっては知っていてあたりまえのもの、つまり常識です。知らないと世に出て恥ずかしい思いをしますし、電気電子工学実験、卒業研究に必要な内容を含んでいますので、しっかりと学びましょう。
学習・教育目標との対応 B:電気電子工学分野の技術の基礎となる知識を習得する。
関連科目 基礎電子回路、電磁気学、電気回路、電子回路、デジタル信号処理、応用計測工学
備考