開講学期
Course Start
2009年度 前期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
全専攻
対象学年
Year
2
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義(ゼミ形式による)
授業科目名
Course Title
環境放射線計測学
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
沖野典夫
教員室番号
Office
W202

連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5911
連絡先(E-mail)
E-mail
okino@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
月曜日 14時〜17時、水曜日 9時〜12時
授業のねらい
Learning Objectives
 環境中にはさまざまの放射線が存在し、これらは大きく三つに分けることができる。天然に存在する放射性核種による自然放射線、人工放射線、医療放射線等である。 このうち自然放射線については、地球上のほとんどの物質は多かれ少なかれ放射性物質を含み、放射線を放出している。また、透過力の強い放射線(宇宙線)が地球上に降り注いでいる。
 これら環境中の放射線(能)について理解し、またその計測方法についても理解を深め、実際に微量放射線用の測定分析器を使って測定技術を習得する。

到達度目標
Outcomes Measured By:
1. 身の回りの環境放射線(能)について学んだ様々な知識を、具体的に説明・解説できる。
2. 様々な放射(線)能の分析技術について、その仕組みを理解する。
3. 放射能分析装置を使って測定分析ができる。

授業計画
Course Schedule
第1回  シラバスについてのガイダンス、物理・化学に関するミニテスト
第2回  放射線の基礎知識(1)原子核物理学概論(資料1)  
第3回  放射線の基礎知識(2)放射線と物質の相互作用(資料1)  
第4回  放射線の基礎知識(3)放射線と物質の相互作用(資料1)  
第5回  環境放射線の種類   自然放射線、宇宙線等の性質
第6回  環境放射線による被ばく 各種環境放射線による被爆の詳細
第7回  環境放射線の測定技術(1)霧箱の観察、ポータブル検出器、Ge半導体検出器の概要
第8回  環境放射線の測定技術(2)物質中の放射線のエネルギー損失と透過(資料2)
第9回  環境放射線の測定技術(3)ガス入り検出器、シンチレーション検出器等(資料2)
第10回 環境放射線の測定技術(4)半導体検出器等(資料2)
第11回 環境放射線の測定技術(5)ポータブルラドン検出器の英文マニュアルによる操作法
第12回 環境放射線の測定技術(6)ポータブルラドン検出器の英文マニュアルによる操作法
第13回 環境放射線の測定技術(7)ポータブルラドン検出器の英文マニュアルによる操作法
第14回 環境放射線の測定技術(8)Ge半導体検出器システムによるデータ収集法
第15回 環境放射線の測定技術(9)Ge半導体検出器システムによるデータ解析法

資料1:ラジオアイソトープ講義と実習など
資料2:放射線計測の理論と演習など
教科書
Required Text
必要な資料は事前に配布する
参考書
Required Materials
放射線・アイソトープ - 講義と実習(日本アイソトープ協会編)、
放射線その利用とリスク(E・ポーチン著、地人書館)、
保健物理(永原照明著、コロナ社) 
教科書・参考書に関する備考
成績評価方法
Grading Guidelines
出席率、レポートの評価などによる。100点満点中60点以上が合格
履修上の注意
Please Note
不合格の場合、再履修となる。
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks