開講学期 | 2009年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | ヨーロッパ史 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 横川大輔(窓口、奥野恒久) |
教員室番号 | Q−301(非常勤講師控室) |
連絡先(Tel) | |
連絡先(E-mail) | |
オフィスアワー | 講義終了後 |
授業のねらい |
本授業は、ヨーロッパの歴史的展開を把握することが目的である。そのさい、現在のわれわれとは時空間のことなるそれぞれのヨーロッパの歴史的段階を、「異文化」として捉えていきたい。すなわち、現在のわれわれに連なる要素を「進歩的」として一面的に強調するのではなく、一見「前近代的」とも思える要素を、各時代や地域に固有の状況にそくして考察し、さらに上述の把握を試みるのである。 本授業においては、おもに西ヨーロッパを中心にすえる。「進歩的」と短絡的に理解されやすい西ヨーロッパの歴史をいま一度前述のような視点で振り返ることは、「歴史の発展」や「進歩」という考えを振り返ることに連なると思われるからである。 |
到達度目標 |
(1) ヨーロッパにおける歴史の展開について把握する。(40%) (2)おのおのの時代の文化的生活の特徴について理解する。(30%) (3)『異文化』を通じて、自分の文化について理解する。(30%) |
授業計画 |
週 授業内容等 1週目 ガイダンス 2週目 ヨーロッパの地理的状況、古典古代の時代 3〜5週目 中世ヨーロッパ(1)〜(3) 6週目 中世の文化的生活について 7〜9週目 近世ヨーロッパ(1)〜(3) 10週目 近世の文化的生活について 11〜13週目 近代ヨーロッパ(1)〜(3) 14週目 近代の文化的生活について 15週目 まとめ |
教科書 |
教科書は用いない。適宜プリントの形で、講義内容と参考資料を配布する。 |
参考書 |
講義において触れた個別テーマに関しては、その都度参考書などを提示するが、本講義全体の理解を深めるものとして、次のものがある。 入江幸二他編著『ヨーロッパ史への扉』晃洋書房、2006年 近藤和彦編『西洋世界の歴史』山川出版社、1999年 中井義明他『教養のための西洋史入門』ミネルヴァ書房、2007年 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 |
定期試験によって判断する。形式は講義の中で説明する。 やむを得ない事情によって試験を欠席したものに対しては、別途課題を課す。 100点満点中60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
1.80パーセント以上の出席が必要(未満の場合は非履修とみなす)。 2.授業の変更や緊急時の連絡は授業中または掲示板で通知をする。 3.再試験は行わない。不合格の場合は再履修とする。 4.成績評価を含めた重要事項の説明とそれに関する質問等を第1週目に行う。履修希望者は第1週目は必ず出席することが望ましい。 |
教員メッセージ | 歴史はより多くの年号を暗記したり、細かい知識をむやみやたらに集めることが目的ではありません。わたしたちとことなる時空間に生きていた人々のことを理解し、さらにそのことを通じて現代のわれわれを理解しようという知的な営みです。この営みには、わたしたちが見ている世界をさらに広げてくれる可能性があります。皆さんも参加してみませんか? |
学習・教育目標との対応 |
JABEE基準 (a)地球的視点から多面的に物事を考える能力とその涵養 |
関連科目 | 1年次の「西洋の歴史」 |
備考 |