開講学期 | 2009年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 情報工学科 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 解析C (情報) |
単位数 | 2 |
担当教員 | 高橋雅朋 |
教員室番号 | Q403 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5806 |
連絡先(E-mail) | masatomo@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 火曜日7・8限14:35〜16:05 |
授業のねらい |
●微分積分学のうち多変数関数にかかわる内容を講義する。 特に、多変数関数の多重積分法を理解する。 ●また、工学の基礎となる数学のうち、微分方程式の基礎について講義する。 特に、常微分方程式とその解法を理解することを目的とする。 更に、様々な自然・社会現象を微分方程式で表し、解決するための考え方を学ぶ。 |
到達度目標 |
1. 多変数関数の重積分の性質を理解し、計算と応用することができる。 2. 重積分の変数変換を理解することができる。 3. 広義重積分について理解することができる。 4. 変数分離形常微分方程式を解くことができる。 5. 同次形1階常微分方程式を解くことができる。 6. 1階線形微分方程式を解くことができる。 7. 完全微分方程式を積分因子を用いて解くことができる。 8. 2階線形常微分方程式を解くことができる。 |
授業計画 |
1週目 重積分の定義と性質 2週目 累次積分 3週目 累次積分の計算 4週目 重積分の変数変換 5週目 広義重積分の定義 6週目 広義重積分の計算 7週目 中間試験 8週目 微分方程式とその解 9週目 変数分離系微分方程式の解法 10週目 同次形微分方程式の解法 11週目 1階線形微分方程式の解法 12週目 完全微分方程式の解法 13週目 積分因子 14週目 2階線形常微分方程式の性質 15週目 2階線形常微分方程式の解法 演習をとおして、定義や概念を理解させるとともに微積分の運用能力を身につけさせる。 |
教科書 |
●多変数関数の積分に関しては、 「理工系の微分・積分」 学術図書出版社 溝口宣夫・五十嵐敬典・桂田英典・他4名 著 (定価1,900円+税) # ●微分方程式に関しては、 「明解 微分方程式」 培風館 長崎憲一・中村正彰・横山利章共 著 (定価1,400円+税) を用いる。 |
参考書 | 関連図書は数多く出版されているので図書館などで自分にあった本を探し、参考にしてください。 |
教科書・参考書に関する備考 | 1年次に配られた演習書「微分・積分の要点と演習」も用いる。 |
成績評価方法 |
中間試験と定期試験を行い、計算問題、論述問題を課し達成度を評価する。 ただし演習やレポートを通して出席が良好な者に試験の受験資格を与える。 中間試験40%、定期試験60%の割合で100点満点として評価する。 そのうえで60点以上を合格とする。 |
履修上の注意 |
●演習やレポート等は必ず指定された期日まで提出してください。 ●中間試験の掲示には注意するようにしてください。 ●中間試験、定期試験を正当な理由で欠席した場合、理由書を1週間以内に提出すること。 理由書の提出がある場合、追試験等の措置をこうずる。 ●出席が良好な成績が60点未満の不合格者に対して、再試験を1回行うが、 再試験合格者の成績は試験の得点に関わらず60点とする。 ●最終的に不合格になった者は、再履修すること。 |
教員メッセージ |
講義の予習・復習をするように心掛けて下さい。 特に教科書や演習書の例題や問いは自主的に解いておくのがよい。 その際、講義用とは別にノートをつくるとよい。 自分で解かなければ分からないのは当たり前であることを自覚するようにして下さい。 講義の質問等あればQ403高橋研究室に来て下さい。 |
学習・教育目標との対応 |
<JABEEの学習・教育目標との関連> (c) 数学、自然科学及び情報技術に関する知識とそれらを応用できる能力、 に対応している。 |
関連科目 | 基礎数学 解析A 解析B 線形代数 |
備考 |
疑問や質問などあれば部屋に来て下さい。 オフィスアワー以外にも在室時には対応します。 |