開講学期 2009年度 前期
授業区分 週間授業
対象学科 材料物性工学科 応用物理コース
対象学年 3
必修・選択 必修
授業方法 実験とレポート
授業科目名 応用物理学実験B
単位数 2
担当教員 佐藤 勉
教員室番号 K313
連絡先(Tel) 0143-46-5626
連絡先(E-mail) tsato@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー 水曜 13:30〜15:00
授業のねらい 応用物理実験Aで学んだ技術および思考方法に基づいて、より専門化した測定技術および知識を習得する。課題を理解し,的確に解決して,その内容を正しく伝達する手法を学び、エンジニアデザイン能力を身に付ける。また専門知識に関する理解を深め、応用物理コースの専門研究への心構えを培う。
到達度目標 1.各実験テーマに関する内容を理解する。
2.測定装置の動作や原理を理解し、正しく操作することができる。
3.得られた測定データを適切に処理・解析し,必要なグラフや表等に整理し、考察することができる。
4.実験内容をレポートにまとめ、正確に伝えることができる。
授業計画 全6テーマの実験を行う

第1週目 ガイダンス
第2〜7週目 3テーマ分の実験(1テーマ2週)
第8週目  レポート指導
第9〜14週目 3テーマ分の実験(1テーマ2週)
第15週目  レポート指導

実験テーマ
力学
「剛体の斜面上の運動」
電磁気学
「RLC回路の交流特性」
「熱起電力による電流がつくる磁場」
「トランジスタの静特性と増幅器の設計」
熱力学
「気体の熱容量比」
光学
「2次元結晶モデルによる光の回折」
生物
「生体分子科学実験」
教科書 なし。
参考書 (1)飯田修一他編「物理測定技術」全七巻、朝倉書店(1967) #
(2)日本化学学会編「新実験化学講座」基礎技術1〜6(1976)  
教科書・参考書に関する備考 学科実験担当教員が作成したテキストを使用する。
上記の参考書の他に、材料物性工学科図書室にも便覧やHandbook類が揃っている 。また、各実験テーマごとに参考文献をテキストに記載してある場合があるので、実験を行う場合および実験レポートを書く場合にはその文献も参考にすること。

成績評価方法 受講態度(20%)とレポート(80%)によって評価し、60点以上を合格とする。
履修上の注意 共通科目の物理学実験・化学実験、学科別科目の応用物理学実験Aの単位を修得していること。

全てのテーマについて、実験を行いレポートを必ず提出する事。
レポートは、各テーマの実験終了日から、1週間以内に提出の事。
実験時には、実験ノート、方眼紙、関数電卓を用意する事。
教員メッセージ 共同実験者の迷惑となるので、遅刻は絶対にしないこと。
あらかじめ実験テキストを熟読し、実験内容を理解して実験に望んでください。
レポートを作成する際には、あなたが「どんな実験をし、どのように考え、何が分かったのか」、読み手に正確に伝わるように心がけてください。
学習・教育目標との対応 この授業の単位習得はJABEE基準1(1)の(d):該当する分野の専門技術に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力、に対応している。
コースの学習・教育目標の(B):問題発見・解決能力,デザイン能力、(C):表現能力、(E):実験技術、(F)応用物理専門能力、に対応している。
関連科目 この科目は2学年開講の応用物理学実験Aと関連している。
今後の関連科目は、3学年開講の応用物理学実験Cおよび4学年の卒業研究である。
備考