開講学期 | 2009年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 材料物性工学科 材料工学コース |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 実用材料学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 齋藤英之、平井伸治、岸本弘立 |
教員室番号 |
K−413(斎藤) K−212(岸本) K−204(平井) |
連絡先(Tel) |
0143-46-5654(斎藤) 0143-46-5615(岸本) 0143-46-5636(平井) |
連絡先(E-mail) |
saitoh@mmm.muroran-it.ac.jp hkishi@mmm.muroran-it.ac.jp hirai@mmm.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜日 15:00〜17:00 (斎藤) 月曜日 10:00〜12:00 (岸本) 火曜日 9:30〜12:00 木曜日 9:00〜12:00 (平井) |
授業のねらい | 材料科学・材料工学の基礎と応用を学ぶための導入と動機付けをねらいとする授業である. |
到達度目標 |
1.物質の多様性,原子・分子レベルでの物質の成り立ちを理解し,目で見える スケールの材料に結び付けることができる. 2.材料科学・材料工学に関する基本的な用語を理解し,使用することができる. 3.実際に身の回りで使用されている材料にはどのようなものがあり,それらの さまざまな材料がどのような使われ方をしているのか理解できる. |
授業計画 |
1週目(斎藤)シラバスの説明,鉄の生い立ち 2週目(斎藤)鉄鉱石から鉄を作る 3週目(斎藤)鉄から鉄鋼へ 4週目(斎藤)鉄鋼製品ができるまで 5週目(斎藤)鉄鋼製品と鋼の溶接・防食 6週目(岸本)非鉄金属−鉄以外にもいろいろな金属がある 7週目(岸本)銅の話−黎明期から中世までの文明を支えた青銅器 8週目(岸本)銅と鉄−鉄器を持った人がやってくる 9週目(岸本)近代の金属−生産技術の重要性 10週目(岸本)新素材の世紀−材料にばっかり厳しい事を言わないでください 11週目(平井)セラミックスの歴史とファイン・セラミックスの誕生 12週目(平井)多彩な機能 ―人工骨やファンデーション、スペースシャトルの タイルまで 13週目(平井)多彩な電子的機能と構造 ―魔法の石ころの種明かし 14週目(平井)セラミックスをつくる―簡単な合成と焼結 15週目(平井)ガラスの構造と割れないガラス |
教科書 | |
参考書 |
「カラー図解 鉄と鉄鋼がわかる本」 新日本製鐵(株)# 「金属工学シリーズ1 構成金属材料とその熱処理」門間改三、須藤一 日本金属学会# 「ファイン・セラミックス」 柳田博明 講談社ブルーバックス# 「ファインセラミックス基礎科学」 浜野健也,木村脩七 朝倉書店# 「高機能性ガラス」 安井至,川副博司 東京大学出版会 |
教科書・参考書に関する備考 | 授業に使用する必要な資料は適宜プリントとして配布する。 |
成績評価方法 |
各担当教員が100点満点で成績評価し,その平均点が60点に達した者を合格とする. 評価は試験(ミニテスト含む)またはレポートにより行うが,評価方法が 担当教員により異なる場合があるので,担当教員が交替したつど説明する. 欠席が多い者は,受講態度不良として不合格となる。 |
履修上の注意 |
再試験は原則として行わないが,真にやむを得ないと認められる事情が ある場合には再試験を行うことがある. 不合格者は再履修すること. |
教員メッセージ |
講義で出てきた事柄を覚えるだけではなく,興味を持ったところは 参考書などを利用して自分から積極的に調べるよう心がけて下さい. |
学習・教育目標との対応 |
この授業の単位修得は,材料コースの学習教育目標(A)多面的思考能力, JABEE基準1(a)に対応する. |
関連科目 |
1年次の化学・物理・熱力学・結晶構造学を基礎とし,2年次以降に開講される 材料工学の専門科目へとつながっていく. |
備考 |