開講学期 | 2009年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 機械システム工学科 |
対象学年 | 2 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義 |
授業科目名 | 機械力学 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 松本大樹、齊當建一 |
教員室番号 | B304(松本大樹)、B305(齊當建一) |
連絡先(Tel) |
46-5334(松本大樹) 46-5324(齊當建一) |
連絡先(E-mail) |
h_matsuアットマークmmm.muroran-it.ac.jp(松本大樹) kensaitoアットマークmmm.muroran-it.ac.jp(齊當建一) |
オフィスアワー | 火曜日 17:00〜18:30 (松本) |
授業のねらい | 機械が動くと,必ず動力学の問題が生じる。機械力学(Dynamics of Machinery)は機械の運動をその原因である力に基づいて明らかにしようとする学問である。本講義では,機械の動力学問題の解明に必要なニュートンの運動法則などの力学的諸法則・諸原理や解析力学の基礎事項を理解するとともに、それらの応用方法を修得することを目的とする。 |
到達度目標 |
1.力学の基礎が理解できること。 2.仕事とエネルギーの関係が理解できること。 3.1自由度系の振動問題を解けること。 4.簡単な回転機械の危険速度を求められること。 5.2自由度振動系の運動を理解できること. |
授業計画 |
1. 力学基礎(4週) 1.1 力および力のモーメント 1.2 運動方程式 1.3 質点および質点系の力学 1.4 剛体の力学 2. 1自由度系の振動(7週) 2.1 モデリング 2.2 自由振動 2.3 強制振動 3. 回転機械の力学(1週) 弾性ローターの危険速度 4. ラグランジュの運動方程式(1週) 5. 2自由度系の固有振動数と固有モード(2週) |
教科書 |
「振動学」 日本機械学会編 丸善 定価(1886円+税) |
参考書 |
「機械振動」 亘理 厚著 丸善 # 「機械力学」 原 文雄著 裳華房 定価(3500円+税) # 「機械振動学」 末岡淳男,金光陽一,近藤孝広著 朝倉書店 定価(3400円+税) # 「演習機械振動学」 佐藤秀紀,岡部佐規一,岩田佳雄著 サイエンス社 定価(1800円+税) # 「機械工学のための振動・音響学」 鈴木浩平,西田公至,丸山晃市,渡辺 武著 サイエンス社 定価(2300円+税) # 「振動工学 振動の基礎から実用解析入門まで」 藤田勝久著 森北出版 # 「わかりやすく例題で学ぶ機械力学」 太田博,加藤正義著 共立出版 # 「例題で学ぶ機械振動学」 小寺忠、矢野澄雄著 森北出版 定価(2700円+税) # 「機械力学」 末岡淳男、綾部隆著 森北出版 定価(2100円+税) |
教科書・参考書に関する備考 | 教科書の他に適宜プリントを配布する。 |
成績評価方法 | 試験の成績によって評価する。100点満点中60点以上を合格とする。出席率が実施授業回数の2/3に満たない学生は再履修となる。 |
履修上の注意 |
・履修要件 解析I,解析II,工業数学,物理学Aを理解していること。 ・不合格者には再試験を行い、100点満点中60点以上を合格とする。再試合格者の成績評価は80点を上限とする。再試験に不合格の場合には再履修をすること。 |
教員メッセージ | |
学習・教育目標との対応 |
・学科の学習・教育目標との対応 (A)-3 物理等の自然科学に関する知識とそれらの応用能力 (A)-4 機械システム工学に関する知識とそれらを問題解決に応用できる能力 ・JABEEの学習・教育目標との関連 (c)数学,自然科学および情報技術に関する意識とそれらを応用できる能力 (d)-2 機械工学の主要分野のうち各プログラムが重要と考える分野に関する知識と,それらを問題可決に応用できる能力。 |
関連科目 |
・この科目を必要とする科目 飛行力学 振動・騒音 制御工学 ダイナミックシステム設計学 |
備考 |