開講学期 | 2009年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 建設システム工学科 土木コース |
対象学年 | 4 |
必修・選択 | 選択 |
授業方法 | この科目は講義科目であるが,内容の理解を促すため課題を課す. |
授業科目名 | マトリックス構造解析 |
単位数 | 2 |
担当教員 | 栗橋祐介 |
教員室番号 | D207 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5225 |
連絡先(E-mail) | kuri@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 教員室前に掲示 |
授業のねらい | この講義では,骨組構造や連続体の構造解析の方法として有効なマトリックスを用いた解析手法について講述し,例題を通してマトリックス構造解析の理解を深めるとともに創造的能力を養う. |
到達度目標 |
この授業の目標は以下のとおりである. (1) 構造解析における応力法と変形法の概念を理解する. (2) 変形法によるトラスの解法を理解する. (3) 2次元弾性問題の解析手法の基本的な考え方を理解する. (4) 有限要素法の概念を理解する. (5) 有限要素法を用いた2次元弾性問題の解法を知る. |
授業計画 |
週 講義内容(教科書とその頁) 第1週目 マトリックス構造解析について(プリント) 第2週目 変形法によるトラスの解法(1) (教科書T,pp.53-56) 第3週目 変形法によるトラスの解法(2) (教科書T,pp.56-58) 第4週目 2次元弾性問題の基礎(1) (教科書U,pp.29-34) 第5週目 2次元弾性問題の基礎(2) (教科書U,pp.34-38) 第6週目 2次元弾性問題の基礎(3) (教科書U,pp.38-44) 第7週目 2次元弾性問題における有限要素法(1) (教科書U,pp.45-48) 第8週目 2次元弾性問題における有限要素法(2) (教科書U,pp.49-55) 第9週目 有限要素法のプログラム(1) (教科書U,pp.63-68) 第10週目 有限要素法のプログラム(2) (教科書U,pp.68-76) 第11週目 有限要素法のプログラム(3) (教科書U,pp.76-83) 第12週目 解析演習(1) 課題を課す (プリント) 第13週目 解析演習(2) (プリント) 第14週目 解析演習(3) (プリント) 第15週目 解析演習(4) (プリント) (解析演習(1)〜(4)は具体的な課題を与え,課題への対応により応用力を養う) (定期試験) |
教科書 |
教科書T:能町純雄著 「構造力学U」 朝倉書店 教科書U:春海佳三郎・大槻明著 「有限要素法入門」 共立出版 |
参考書 | FORTRANに関する文法書 |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 |
定期試験70%,課題30%で評価し,課題を提出しておりかつ合計60点以上を合格とする. 課題未提出者及び出席率70%未満の者は再履修とする. |
履修上の注意 |
1) 80%以上の出席が必要(未満の場合は非履修と見なす). 2) 知識力,理解力,計算力などの向上を目指すために,適宜小テストを行うことが有るので十分復習しておくこと. 3) 講義中の質問は大歓迎.オフィスアワーなどでの質問も受け付ける. 4) 講義の変更や緊急時の連絡は講義中または掲示板で通知をする. 5) 再試験は行わない. 6) 不合格者は再履修すること. |
教員メッセージ | マトリックス構造解析は,計算機を用いた演習が必要なため計算機を使用できることが条件である. |
学習・教育目標との対応 |
対応する土木コースの学習教育目標: ○(C) 未来に対する深い洞察力をもって高い視点から問題に対処し,将来にわたって豊かな能力を身に付ける(将来能力) ◎(D) ジェネラルコントラクタ−(総合建設業)・コンサルタント(設計会社)・官公庁などで働く技術者に必要とされる工学基礎の修得(土木専門基礎) ○(E) 実験・実習・演習や,現地視察・実務に携わる人々からの講義などを重視した実践力の修得(実験実習) |
関連科目 |
この講義の履修にあたっては,1学年開講の材料の力学,土木構造力学T,2学年開講の土木構造力学Ua,土木構造力学Ub,3学年開講の構造力学Vを履修しておくことが望ましい. 今後の関連科目は4学年開講の卒業研究である. |
備考 |