開講学期 | 2009年度 前期 |
授業区分 | 週間授業 |
対象学科 | 建設システム工学科 土木コース |
対象学年 | 3 |
必修・選択 | 必修 |
授業方法 | 講義及び演習 |
授業科目名 | 土質力学V |
単位数 | 2 |
担当教員 | 木幡行宏 |
教員室番号 | A-226 |
連絡先(Tel) | 0143-46-5281 |
連絡先(E-mail) | kohata@news3.ce.muroran-it.ac.jp |
オフィスアワー | 月曜日 12:10〜12:50 ,火曜日 12:10〜12:50 |
授業のねらい | 土質力学TおよびUで学んだ土質力学の基本理論を実際の工学的問題や地盤防災・地盤環境問題へ適用する考え方を身につける。ここでは、砂地盤の液状化強度、擁壁や掘削地盤の矢板に作用する土庄、斜面の安定解析、地盤の支持力に関する基本的な考え方を習得する。さらに、これらの知識を通して、地盤技術者の倫理観を身につける. |
到達度目標 |
1.地震時に発生する砂地盤の液状化現象を理解し,説明できるとともに,地震防災の考え方を説明できる. 2.土圧の定義と特徴を理解し,説明できるとともに,土圧を算出することができる. 3.地盤の支持力について理解し,支持力公式を説明できる. 4.斜面の安定の定義と特徴を理解し.円弧すべり面法による安定解析法を行うことができる. 5.土質力学の実務への適用に関して,地盤技術者としての倫理的問題の重要性を理解し,説明できる. |
授業計画 |
1週目 砂地盤の液状化 2週目 土圧の定義と特徴,ランキン土圧 3週目 ランキン土圧 4週目 クーロン土圧,静止土圧 5週目 壁の変形と土圧の再配分 6週目 斜面の安定度,円弧すべり面法による安定解析 7週目 スライス法による斜面の安定解析 8週目 鉛直切り取り面の安全性(鉛直自立高さ),自然斜面の安定性の検討 9週目 地盤の支持力,基本事項 10週目 浅い基礎の支持力,プラントルの理論解,テルツァギの解 11週目 浅い基礎の支持力,ランキンの主働・受働限界状態に基づく支持力,浅い基礎の沈下量 12週目 深い基礎の鉛直支持力, 13週目 深い基礎の支持力に関する思慮事項,原位置試験 14週目 技術者倫理問題事例1 15週目 技術者倫理問題事例2 16週目 試 験 |
教科書 | 教科書:土質力学,足立格一郎著,共立出版株式会社,定価(3900円+税) |
参考書 | 土質力学,石原研而著,丸善,定価(3200円+税)(図書館に所蔵有り) |
教科書・参考書に関する備考 | |
成績評価方法 | 演習レポート・定期試験を総合して,60点以上を合格とする.60点に満たない場合には再試験を実施する.再試験に不合格の場合および演習レポートを未提出の場合には再履修とする. |
履修上の注意 | 土質力学Tおよび土質力学Uを履修していることが望ましい. |
教員メッセージ | 原則的に講義には必ず出席することとし,演習のレポートは,解答をよく理解すること.分からない場合には,教員に必ず質問に来ること. |
学習・教育目標との対応 |
土木コースの学習教育目標との関係 ◯(B)人間性 ◯(C)将来能力 ◎(D)土木専門基礎 ◯(E)実験演習 ◯(F)環境防災 |
関連科目 | この科目の履修にあたり,土の力学,土質力学Tおよび土質力学Uを理解していることが望ましい. |
備考 | 演習のレポート(解答)は,A4ノートで提出すること。したがって,演習レポート用にA4ノートを各自で事前に用意しておくこと。 |