開講学期
Course Start
2009年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
情報電子工学系専攻(情報システム学コース/コンピュータ知能学コース)
対象学年
Year
1
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
演習
授業科目名
Course Title
知能システム学演習
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
渡部 修、須藤秀紹
教員室番号
Office
須藤:V616
渡部:V503
連絡先(Tel)
Telephone
連絡先(E-mail)
E-mail
須藤:suto@csse.muroran-it.ac.jp
渡部:watanabe@csse.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
須藤:火曜日 15:00-16:00(V307にて実施)
渡部:火曜日 16:30-17:30(R308にて実施)
授業のねらい
Learning Objectives
 本演習では,知能システムの具体的な研究手法を実習を通して習得する.演習では,人工的な知能システムを実装したソフトウェア開発,あるいは,人間の知覚能力を測定する心理物理実験に関連した実践的な実習を行う.
 特に前半では,単純な視覚心理実験を,実験計画からOpenGLを用いた視覚刺激の作成,データの分析まで通して行うことで,座学では得られないノウハウを習得する. また後半では,人工知能を指向したプログラミング言語のひとつであるSchemeをもちいた課題に取り組む.
到達度目標
Outcomes Measured By:
・OpenGLを用いて単純な知覚実験を計画・実施できる(50%).
・Schemeを用いて簡単な数式処理ができるようになる(50%).
授業計画
Course Schedule
1週目: 履修に関する注意事項,および演習方法の説明
2週目: 視覚心理実験の解説と計画
3週目: 基本ルーチンの作成
4週目: 制御ルーチンの作成
5週目: 視覚刺激の作成
6週目: 予備実験
7週目: 視覚心理実験の実施と分析
8週目: 実験結果のプレゼンテーション
9週目: Schemeの導入,システムの説明
10週目: S式の定義
11週目: S式の評価(1)
12週目: S式の評価(2)
13週目: 関数定義
14週目: 再帰的プログラミング(1)
15週目: 再帰的プログラミング(2)

前半7週(2-8週)を渡部が,後半7週(9-15週)を須藤が担当する.
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
・田中良久 著「心理学的測定法 第2版」東京大学出版会(5,200円+税)
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・G.A.ゲシャイダー 著「心理物理学 方法・理論・応用 上巻」北大路書房(3,800円+税)
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・G.A.ゲシャイダー 著「心理物理学 方法・理論・応用 下巻」北大路書房(4,700円+税)
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・OpenGL ARB 著「OpenGLプログラミングガイド 第2版」ピアソン・エデュケーション(12,000円+税)
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・湯浅太一 他 著「Common Lisp 入門」岩波書店
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・P.H.ウィンストン 他 著,白井良明 他 訳「LISP(I)」,「LISP(II)」培風館 
教科書・参考書に関する備考 必要な資料は演習時間中に適時配布し,解説を行う.
成績評価方法
Grading Guidelines
・二人の担当者により与えられた課題のプレゼンテーション結果により成績を決定する(プレゼンテーションは2回行うこととなり,各回50点).
・上記の合計点が,100点満点中60点以上の場合合格とする.
・指定日にプレゼンテーションを行わないものは成績評価の対象とせず不合格とする.
履修上の注意
Please Note
・この科目の履修にあたっては,講義「知能システム学特論」を必ず履修すること.
・不合格の場合は再履修すること.
教員メッセージ
Message from Lecturer
現代社会の様々な分野において,人間のような適応的な情報処理,および人との高度なインタラクションを行える知能システムの要求が増大してきている.本演習を通して,これらの研究・実験手法を実践的に習得し,今後の研究開発に生かしてほしい.
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
この授業科目は情報電子工学系専攻の学習・教育目標の全ての項目に対応している.
関連科目
Associated Courses
講義「知能システム学特論」では,本演習を実施する際の基礎となる理論的知識を教授する.
備考
Remarks