開講学期
Course Start
2009年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
週間授業
対象学科
Department
応用理化学系専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
放射線物理学
単位数
Number of Credits
1
担当教員
Lecturer
高野英明
教員室番号
Office
Q205
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5617
連絡先(E-mail)
E-mail
takano@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
月曜日16:00〜17:00
授業のねらい
Learning Objectives
理工学や医学など種々の分野において広範に利用され,また,社会的関心の高い「放射線」についての正しい理解を持ち,その上で放射線の遮蔽及び防護やその応用についての知識を得ることを目的とする.。
到達度目標
Outcomes Measured By:
1.「放射線」と「放射能」の用語を正しく用いることができる。
2.電離放射線の基本的性質を説明できる。
3.放射能や放射線量,放射線のエネルギーに関する簡単な計算ができる。
4.放射線防護に進んで参加できる。
5.正しい知識を持って放射線の利用ができる。
6.解いた結果から何が言えるかを考える習慣を身につける。
授業計画
Course Schedule
1.放射線物理学(Physical Properties of Radiation)
@放射線の定義と分類(Difinition and Classification of Radiation)
A原子の構造と放射性壊変(Atomic Structure and Dadioactive Disintegration)
B放射性核種の壊変則と放射平衡(Decay Law of Radionuclide and Radioactive Equilibrium)
C放射線と放射能の単位(Units of Radiation and Radiactivity)
D放射線と物質との相互作用(Interaction between Radiation and Matter)
2.放射線生物学(Radiological Biology)
@放射線の生物学的作用(Biological Effects of Radiation)
A放射線の身体的影響(Somatic Effects of Radiation)
B放射線の遺伝的影響(Genetic Effects of Radiation)
3.放射線の管理と防護
@国際放射線防護委員会勧告
A日本における放射線防護の法体系
4.放射線の遮蔽計算方法
@本学における放射性核種の利用例から
5.放射線の物性研究への応用(Application of Radiation for Solid State Physics)
@XAFS(X-ray Absorption Fine Structure)
Aメスバウア効果(Mossbauer Effects)
教科書
Required Text
教科書は用いない。プリント(授業計画で英語表記の部分は英文のプリント)を配布する。
参考書
Required Materials
放射線概論(飯田博美編),通商産業研究社
放射線物理学演習(福田覚,前川昌之共著),東洋書店
Christensen's Introduction to the Physics of Diagnostic Radiology(3rd ed.)(T.S.Curry III, J.E. Dowdey, R.C. Murry), Lea & Febiger(1984) 
教科書・参考書に関する備考 配布するプリントの一部は,英文のものを用いる。
成績評価方法
Grading Guidelines
英文の課題を課す。この解答(日本語でも可)をまとめてレポートを提出すること。レポート内容を評価し,100点満点で60点以上を合格とする。
履修上の注意
Please Note
初回にガイダンスを行うので,受講希望者は必ず出席すること。
教員メッセージ
Message from Lecturer
単位の数あわせの受講でなく,きちんとした履修計画のもので受講するようにしましょう。
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
なし
関連科目
Associated Courses
環境放射線計測学(沖野教員)
備考
Remarks