開講学期
Course Start
2009年度 後期
授業区分
Regular or Intensive
集中講義
対象学科
Department
公共システム工学専攻
対象学年
Year
1
必修・選択
Mondatory or Elective
選択
授業方法
Lecture or Seminar
講義
授業科目名
Course Title
公共システム構造論
単位数
Number of Credits
2
担当教員
Lecturer
二宮公太郎
教員室番号
Office
Q612
連絡先(Tel)
Telephone
0143-46-5822
連絡先(E-mail)
E-mail
ninom@mmm.muroran-it.ac.jp
オフィスアワー
Office Hour
水曜5・6時限
授業のねらい
Learning Objectives
公共システムという概念の内容と構造を明らかにすることを目的とする。生産活動という概念から始め、それの歴史を振り返ったのち、公共システム確立の必要性を説く。
到達度目標
Outcomes Measured By:
現代の人間は、科学・技術に基づく生産活動を通して自然に働きかけ、しかもこの活動は必ず社会的な経済過程の内で為される。 しかし、現代の経済過程のうちで拡大し過ぎた生産活動は、それが拠って立つ自然に過大な負担を強い、その内で生きる人間自身の生活にも不安をもたらしている。 このような状況を前に、<公共>性に立脚した<政策>という契機を通して、否定的な結果から、人類の幸福という生産活動本来の目的へ立ち返る、一つの<システム>の構築が必要であることを理解する。
授業計画
Course Schedule
第1章 生産活動という概念  
  第1週 科学・技術、自然、社会、生産する主体としての人間
  第2週 経済過程、生産と消費、市場経済
  第3週 エネルギー、環境
  第4週 受容する者としての人間
第2章 生産活動の歴史
  第5週 生産力の拡大
  第6週 戦争と環境破壊
  第7週 理性の不完全性
第3章 理性の目的と結果
  第8週 人類の幸福という目的
  第9週 人類の不幸という結果
  第10週 理性を批判するのもまた理性
  第11週 人類の幸福を回復するのもまた科学・技術
第4章 システムという概念
  第12週 再び人類の幸福へ
  第13週 結果から目的へとフィードバックできること
  第14週 公共性に立脚した政策の必要性
  第15週 公共システムの確立
教科書
Required Text
参考書
Required Materials
 
教科書・参考書に関する備考 教科書に替えて、授業でプリントを配布する。
参考のために、適宜資料を配布する。
成績評価方法
Grading Guidelines
集中講義終了後のレポートによる。 100点満点で60点以上が合格。
履修上の注意
Please Note
教員メッセージ
Message from Lecturer
学習・教育目標との対応
Learning and Educational
Policy
(2)マネージメント能力(1単位分)、(4)公共政策の立案能力(1単位分)
関連科目
Associated Courses
備考
Remarks